宮古島市議会 > 2007-12-17 >
12月17日-03号

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  1. 宮古島市議会 2007-12-17
    12月17日-03号


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    平成19年 12月 定例会(第9回)         平成19年第9回宮古島市議会定例会(12月)議事日程第3号                          平成19年12月17日(月)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ           平成19年第9回宮古島市議会定例会(12月)会議録 平成19年12月17日                                    (開議=午前10時00分) ◎出席議員(27名)                         (延会=午後5時38分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(1 番)  友 利 惠 一 君   議   員(14番)  眞榮城 徳 彦 君┃┃ 副 議 長(22〃)  下 地   智 〃     〃  (15〃)  嘉手納   学 〃┃┃ 議   員(2 〃)  仲 間 明 典 〃     〃  (16〃)  新 城 啓 世 〃┃┃   〃  (3 〃)  池 間 健 榮 〃     〃  (17〃)  上 地 博 通 〃┃┃   〃  (4 〃)  新 里   聰 〃     〃  (18〃)  平 良   隆 〃┃┃                           〃  (19〃)  亀 濱 玲 子 〃┃┃   〃  (6 〃)  佐久本 洋 介 〃     〃  (20〃)  上 里   樹 〃┃┃   〃  (7 〃)  砂 川 明 寛 〃      〃  (21〃)  與那覇 タズ子 〃┃┃   〃  (8 〃)  棚 原 芳 樹 〃     〃  (23〃)  豊見山 恵 栄 〃┃┃   〃  (9 〃)  前 川 尚 誼 〃     〃  (24〃)  富 永 元 順 〃┃┃   〃  (10〃)  與那嶺 誓 雄 〃     〃  (25〃)  富 浜   浩 〃┃┃   〃  (11〃)  山 里 雅 彦 〃     〃  (26〃)  下 地 秀 一 〃┃┃   〃  (12〃)  池 間   豊 〃     〃  (27〃)  下 地   明 〃┃┃   〃  (13〃)  宮 城 英 文 〃     〃  (28〃)  池 間 雅 昭 〃┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員                                          ┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 伊志嶺   亮 君 │ 水 道 局 次 長 │ 砂 川 定 之 君 ┃┃ 副   市   長 │ 下 地   学 〃 │ 消   防   長 │ 伊舎堂   勇 〃 ┃┃ 総務部長      │ 宮 川 耕 次 〃 │ 教   育   長 │ 下 地 恵 吉 〃 ┃┃ 企画政策部長    │ 久 貝 智 子 〃 │ 教育部長      │ 長 濱 光 雄 〃 ┃┃ 地域戦略局長    │ 與那嶺   大 〃 │ 総務課長      │ 伊良部 平 師 〃 ┃┃ 福祉保健部長    │ 上 地 廣 敏 〃 │ 財政課長      │ 石 原 智 男 〃 ┃┃ 環境施設整備局長  │ 平 良 光 善 〃 │ 企画調整課長    │ 下 地 信 男 〃 ┃┃ 経済部長      │ 宮 國 泰 男 〃 │ 教育施設課長    │ 友 利 悦 裕 〃 ┃┃ 建設部長      │ 平 良 富 男 〃 │ 学校教育課長    │ 島 袋 正 彦 〃 ┃┃ 会 計 管 理 者 │ 譜久村 基 嗣 〃 │ 図書館長      │ 砂 川 玄 正 〃 ┃┃ 伊良部総合支所長  │ 垣 花   恵 〃 │ 総合博物館長    │ 下 地 利 幸 〃 ┃┃ 平 良 支 所 長 │ 狩 俣 照 雄 〃 │ 代表監査委員    │ 川 満   勇 〃 ┃┃ 城 辺 支 所 長 │ 饒平名 建 次 〃 │ 秘書広報課長    │ 砂 川   明 〃 ┃┃ 上 野 支 所 長 │ 砂 川 正 吉 〃 │ 都市計画課長    │ 長 崎 富 夫 〃 ┃┃ 下 地 支 所 長 │ 平 良 哲 則 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事 務 局 長   下 地 嘉 春 君   議   事   係   仲 間 清 人 君  次     長   荷川取 辰 美 〃   庶  務  係  長   友 利 毅 彦 〃  補佐兼議事係長   砂 川 芳 徳 〃 ○議長(友利惠一君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は、25名で定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第3号のとおりであります。  ただいまから、日程第1、一般質問に入りますが、通告外の質問及び一問一答の質問にわたらないように議事進行にご協力のほどお願いをいたします。  なお、質問の1人持ち時間は30分となっております。  これより通告順に従いまして順次質問の発言を許します。 ◆下地明君   質問の前に、一言だけ。新しく教育長に就任されました下地恵吉教育長、おめでとうございます。宮古島市の教育行政の向上のために頑張ってください。  次に、市長、念願のトゥリバー売却おめでとうございます。旧平良市時代からいろいろと問題があり、二転三転でありましたが、当初の予定どおり40億円で売却できたことに対し、伊志嶺市長を初め当局に対し、敬意を表します。しかし、宮古島市の財政はなお厳しい状況にあり、今後も行財政改革への一層の取り組みが求められます。  それでは、通告に従いまして一般質問を行いたいと思いますので、当局のご理解あるご答弁をよろしくお願いします。  まず初めに、市長の政治姿勢について。1、公共施設管理公社職員の処遇について。伊良部にあるサシバリンクス伊良部などを管理する理事長、下地学副市長の関係者が伊志嶺市長に対し、同公社解散後の職員11人と臨時職員1人を含む12人の市職員としての採用を要請した件と土地開発公社職員の採用の件について、市長の考えをお聞きしたいと思います。  次に、水道局の管理運営について。市町村合併に伴い、企業団から水道局になって2年が経過しておりますが、局長が不在のままです。市長は、同僚議員の一般質問に対する答弁の中で、局長人事については内部起用すると答弁なされましたが、しかしいまだ局長を任命されておりませんが、任命しない理由等がありますか。市長に答弁を求めます。  次に、宮古病院の新築について。2つの案で質問します。1つ、移転新築場所について。移転新築についてですね。老朽化が進み、最近もコンクリート片が落下したことが大きく報道されており、幸い人が不在で、大事に至っておりませんが、今後も予想されることであります。新築移転につきましては、開会中の県議会でも地元選出の奥平一夫県議の質問に対し、仲井眞知事は、新築移転の着工までは危険性部分を除去しつつ、早目に取り組みたいと答弁なさっておりますが、市長は以前に、新築移転場所については市有地の提供を明言されたと思いますが、予定場所等についてと、次に2点目に既存場所での新築について。市街地に面し、周囲は住宅が密集しており、空港も近く、開業医、学校関係、公共施設等も近辺に多くあり、宮古全域から交通の利便性がよく、立地条件から考えると、現有地での建替えも一つの選択肢であると考えますが、あわせて市長に答弁をお願いします。  次に、福祉行政について。初めに、敬老会の催しについて。宮古島市が旧市町村単位で実施した各地区の敬老会で、平良、城辺の会場はがらあきだったと大きく報道されておりました。大幅に見直された敬老祝金が要因だと考えますが、来年度以降の催し方についてどのように検討なされているのか、答弁をお願いします。  次に、地域密着型介護事業所設置について。城辺地域と伊良部地域の介護事業所運営について。開所予定日と管理運営並びに支援内容について答弁をお願いします。  次に、農業振興について。サトウキビの振興について。新制度におけるサトウキビ代金の支払い方法について。宮古における今期製糖は、伊良部工場が去った12月13日に操業開始しました。いよいよ新価格制度におけるスタートであります。そこで、キビ代金支払い方法について、わかりやすく答弁をお願いします。  次に、早期操業に向け、品種別作付時期の指導について。今、国は、農業に関する政策転換を模索中であると考えられる。そのことから、近い将来において、宮古島の農業形態にも多少なりの変化が起きる可能性は否めないと思います。サトウキビの新価格制度もその一因でしょう。そのことから、宮古島市において主要作物、サトウキビの品種別作付時期を強力に推進することにより、これまでより早期製糖開始が可能となり、そのことにより、農家にとっても新たな農業生産へ取り組みが芽生え、所得向上につながっていくものと確信しますが、答弁をお願いします。  次に、種苗配布時期見直しについて。これまで原苗圃へは春植え用、夏植え用と年2回配布しておりますが、配布時期について農業団体と意見交換して、検討する必要があると考えますが、答弁をお願いします。  次に、畜産振興について。濃厚飼料価格高騰に伴う対策について。宮古島における肉用牛生産は、子牛価格が高値安定で取引が続いているが、原油価格高騰の影響により、濃厚飼料価格も高騰し、肉用牛生産にかかるコストは高くなり、畜産農家の経営努力にもかかわらず、農家負担が強いられています。宮古地域における農業粗生産額の約26%を占める肉用牛の生産基盤を維持、確保し、肉用牛の経営安定、存続を図るためには、宮古島市独自の畜産農家支援緊急対策が求められますが、どのような取り組みを考えているか、答弁をお願いします。  次に、粗飼料作物の栽培普及推進について。飼料価格の高騰を考慮し、サトウキビ収穫後、夏植え時期までの畑を有効利用し、栄養の高い飼料作物、トウモロコシ、下大豆等の栽培普及推進を図るべきだと考えますが、そのための種子購入助成金について答弁をお願いします。  次に、竹原地区区画整理事業について。1つ、事業の進捗状況について。これまでの事業計画は、予定どおり実施されているかについて。  2つ目に、事業区間の東川根線の拡幅について。税務署前より西側への東川根線の拡幅計画について。  3点目に、宮古病院西側の道路整備について。宮古病院へのアクセス道路で、また子供たちの通学路となっています。現在も車両の通行量は多いが、なお周辺道路を拡幅されましたら、ますます多くなり、特に子供たちにとっては危険な道路になると見ておりますが、どのような整備計画か。  次に、城辺学校給食共同調理場の改築について。改築計画について。旧城辺町において平成19年度建替えを計画していたが、市町村合併等で実現できず、現在に至っております。築24年が経過しており、建物と並行して調理場も老朽化が一段と進み、機器の故障などで修繕費が増えており、調理や学校現場にも支障を来すときもあるとのことです。このことは、既に把握なさっていると思いますが、現施設周辺での早期の改築計画はないか、答弁をお願いします。  以上質問しましたが、答弁を聞いてから再質問したいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   下地明議員の質問にお答えします。  公社職員の処遇についてでございますけれども、ご指摘のとおり、土地開発公社と宮古島市公共施設管理公社は、合併協定により、新市に引き継ぐこととなっております。宮古島市公共施設管理公社から、職員の処遇について要請も受けております。この件に関しても職員削減計画との関連もあり、慎重に検討しているところであります。来年3月までには、職員に対しても引き継ぐのか引き継がないのか、はっきり方針を示していきたいと考えております。  また、土地開発公社職員でございますけれども、公有地の拡大の促進に関する法律というのがありまして、これによる特別法人であり、土地開発公社みずから償還終了後解散し、業務については市に引き継ぐなどの方向性を打ち出しております。そのような状況を踏まえて、平成19年度に1名、20年度に1名、一応採用する予定にいたしております。  水道局についてでございますけれども、将来的には部に移行したいと考えておりますが、時期についてはしっかりとした意見を集約し、決めたいと思っております。局長人事については、現在次長でしっかり頑張ってもらっているので、当分は見合わせたいと思っております。県内各市を見ましても、大きな市では局になっており、人口の少ない宮古島市のような市では部であるのが大方であります。ただし、他の市等は県から水を提供してもらっておりますが、宮古島市の場合はみずから自前で水を地下水に依存しているのが現状でありますので、一概には議論はできません。部移行への時期も含めて、メリット、デメリットについてのしっかりもう少し議論を重ねていきたいと考えております。  他の件については、担当をもって答えさせます。 ◎副市長(下地学君)   宮古病院の移転新築場所について、既存の場所で新築はできないかというご質問ですので、一括してお答えしたいと思います。  宮古病院の新築移転については、宮古病院整備基本構想検討委員会を設置して、その中で宮古病院の今後のあり方、いわゆる役割、機能、そして場所、さらには施設整備等について検討しております。そして、答申の段階になっていますが、最終的な審議を残すのみとなっております。それから、敷地等についても、その検討委員会できちっと方針を打ち出したいと思いますが、既存の場所に新築できないかということなんですが、この一つはですね、現在の宮古病院の敷地が非常に狭隘で、駐車場の確保や、それから入院患者、利用者等の憩いの場所等が確保できないで不便を来しているというのが現状であります。そういうことで、県側の考えとしては、最低6ヘクタール以上の用地が必要だというふうな考えを示しております。それで、現在の敷地が狭隘であるということも移転の大きな要因の一つになっていると思います。 ◎福祉保健部長(上地廣敏君)   まず、敬老会の持ち方でございますけれども、敬老祝金につきましては合併後、平成18年度、70歳以上を対象として2,973万9,000円を支給いたしました。平成19年度におきましては、庁議や行財政改革推進本部等でも議論をいたしました。要綱を改正し、88歳の米寿、それから100歳以上の方々に祝金を贈呈するということで、88歳の米寿につきましては5,000円、100歳以上につきましては1万円支給することとし、総額132万5,000円を支給いたしております。  それから、参加者が非常に少なかったということであります。天候のせいもあったと思っております。特に旧平良地区におきましては非常に天気、天候が悪かったというふうなこともありまして、参加者が大変少なくなりました。次年度に向けては、高齢者の皆さんからアンケートを今とってございますし、その結果をもとに、先日支所長会議を開催いたしまして、支所長の皆さんからも意見を聴取しております。次年度も各地区で敬老会は実施するというふうな方向で調整を今やっておりまして、各地区ごとにですね、工夫をして、来年度も実施をしたいというふうに考えております。  それから、地域密着型介護事業所につきましてでありますが、現在2カ所、池間島に1カ所、市内に1カ所、小規模多機能型の介護事業所がございます。今年度は、閉鎖いたしておりました城辺の旧老人福祉センター、それから伊良部のあずま保育所を今改修工事を進めている段階で、ほぼ完成に近くなっております。当初、新年度の4月を開所予定と考えておりましたけれども、事業がスムーズに進んでおりましてですね、指定管理者の指定を議会の議決を得なければいけませんので、そういった諸準備が整えば、年度内、19年度内での開所も考えていきたいというふうに、できるだけ早い時期に開所できるように努力をしていきたいというふうに考えております。 ◎経済部長(宮國泰男君)   まず、サトウキビ振興の中の新制度におけるサトウキビの代金支払い方法ということでございます。  新価格制度の取り組みにつきましては、これまでですね、関係機関が一体となって、19/20年産からの甘味資源作物交付金と取引価格制度に変わるよということで説明をしてまいりました。ですが、支払い等のですね、部分で非常に厳しい状況にございました。そういうことで、宮古島市の議員の皆様や、あるいはJAおきなわ農業協同組合本部のほうですね、そして宮古島市の振興会のほうがですね、農家の負担軽減をしてほしいということで、いろいろ要請をしてまいりました。そういう中で、JAさんのほうがですね、生産代金、約1万6,000円ほどのもののですね、約30%を借り入れという形で、仮払金とした形でお支払いいただくということで、それについては順次サトウキビの代金の支払いの中から差し引いていくというような形でございます。例えば100トン生産する農家でありますと、これに1万6,000円掛けて、その30%になりますから、約48万円程度につきましてはですね、JAさんのほうが仮払いという形で契約をしてですね、お支払いをしていただくというようなことでございます。支払いの時期というのでございますけども、例えば1月1日から1月10日で取りまとめをしますけども、それにつきましては申請日が1月の15日、支払い日がそれから10日後の1月25日というふうな形になってございまして、生産してから約20日ばかり平均して支払いが、交付金の振り込みがなされていくというような状況で、農家のですね、資金繰りが大変苦しいということでございまして、これを解決するために農協さんのほうで30%の仮払いをするということでございます。今この受け付けをしておりまして、まだ正式な数字は上がってはおりませんので、ここでご報告できないんでありますけども、これにつきましてはやはり農協さんと農家さんが契約をしないと、できる事業ではございませんので、できるだけそういう契約をしていただいて、仮払い制度が使えるようにしていただきたいというふうに思ってございます。  次に、早期操業に向けての品種別作付時期の指導ということでございます。現在宮古の90%以上は夏植え体系でございます。そういう中で、今製糖会社さんもですね、年内操業という部分に向けまして、新しい品種をですね、今模索している途中でございます。早期高糖品種というのがございまして、これ南大東のほうで既に作付されておりますけども、これにつきましては11月から操業ができるような、そういうキビでございまして、NK91―49という品種でございます。導入しますと、農林25号という名前がつく予定になっております。それと、もう一つはRK95―1というものがありまして、農林26号という名前をつける予定になっているようでございますけども、現在南大東からですね、その種苗を入れまして、農研センターで採苗用の増殖を行っているということでございます。現在まだ宮古の圃場に合うのかどうか、この試験中でございますけども、これがうまく乗ればですね、早期の操業ができるというふうになりますけども、やはり普及するには、あと2年ないし3年という時間が必要だろうというふうに考えてございます。そういうことで、品種別にですね、早熟用、遅熟用という形でうまく作付をやっていけばですね、年内操業に持っていけるのではないのかなというふうに思ってございます。  次に、種苗配布の時期の見直しということでございますけども、今夏植え用と春植え用ということで2種類の2つでですね、種苗の配布を行っております。健全無病な優良品種を導入しまして、農家への普及推進をすることによりまして、サトウキビの生産性と品質の向上を図るということでやってございますけども、春植え用の種苗としては3月に種苗配布を予定をしておりましたけれども、種苗がですね、穂ばらみというんですかね、そういうのが始めているということで、3月では効率よく種苗配布ができなくなるというようなこと等がございました。そういうことで、12月中に配布をしまして、夏植え用の種苗をつくりたいということで、現在は12月に一応配布できるようにしてはございます。そういうことで、12月に配布すれば、夏植え用としてですね、無駄がない状態で種苗がとれるということで、今そういうことを県と調整をしてですね、やってございます。いろんな種苗配布の形態がありますけども、今夏植え形態がやっぱり全体の90%以上というようなこともありまして、夏植え用に向けて種苗をつくるというような考えでやってございます。  次に、畜産振興の中で濃厚飼料の価格高騰に伴う対策ということでございます。確かに価格がですね、これ「新モーレット保育」という飼料でございますけども、2007年の1月で1,504円、これは20キロ詰めの袋でございます。それが2007年の10月には1,594円ということで、約90円ほど値上がりしております。これ1袋当たりでございます。今の資料、そこまでしか持っていませんので、そういうふうになってございますけども、大体これがですね、今子牛1頭当たりの生産にかかる濃厚飼料の費用というのが総合事務局が出した資料の中にございまして、平均して約7万1,000円からぐらいになります。畜産農家の経営規模にもよりますけども、大体平均するとそういうふうになってございまして、これに必要な飼料を掛けますと、1頭当たり約4,200円から4,500円ぐらい必要なものがかかっているということでございます。まだまだ宮古の牛は非常に濃厚飼料を与え過ぎているというようなことも言われていまして、できればそういうものを減らしてですね、粗飼料のほうに持っていっていただければというふうに思ってございます。現在のところ、濃厚飼料の助成については考えてございません。  次に、粗飼料作物の栽培普及推進についてでございます。種子の補助をということでございますけども、これはトウモロコシとか、そういう種子ということでございますけども、今牧草用の種子については補助金を出してございますんで、その中で対応をしていきたいというふうに思ってございます。今新しい品種のトランスバーラーという粗飼料が出ていまして、これが非常にローズグラスに比べましてもですね、年間で10アール当たりの、60センチぐらいで刈り取るということにしますと、ローズグラスが2トンぐらいとれますけども、トランスバーラーというのは2トン900から3トンぐらいとれるというようなことがございまして、非常に栄養度も高いということが今わかってきておりますんで、その普及をですね、私どもとしては進めていきたいというふうに思ってございます。トウモロコシの種子とか、そういうもの、下大豆とかですね、そういう粗飼料用の種子につきましては現在でも補助事業をやってございますんで、その中で対応させていただきたいというふうに思います。 ◎建設部長(平良富男君)   下地明議員に竹原地区土地区画整理事業についてお答えいたします。  平成19年度、竹原地区は昨年度の仮換地指定を行ってですね、現在委託業務、それから工事、物件等の補償を行っております。委託業務が物件調査で15件、それから工事が2件、物件補償が13件で、事業費ベースの進捗率は6%でございます。  それから、東川根線の拡幅の件ですけど、この道路はですね、先程議員からもありましたように、税務署の3差路から西のほうへ信号機があります。そこまでの区間です。区画整理地域内に入っておりまして、区画道路7―2号線といいますけど、ここをですね、高率の補助で整備できないかどうかということで、現在国と県と協議をしております。国の職員、県の職員も現場を見てもらっております。  それから、宮古病院西側の道路整備についてですが、これも区画整理内の道路で、区画道路7―1号といいますけど、将来的にもですね、住宅地内の道路であるという位置づけと、それから北のほうに新規整備の幅員17メートル、荷川取線とつながってきます。また、その道路の100メートルほど西に新たに6メートルの道路も整備していきますので、そこを考えるとですね、両面通行で幅員7メートルの道路としての整備が妥当と考えております。 ◎教育部長(長濱光雄君)   下地明議員の城辺学校給食共同調理場の改築についてお答えをいたします。  ご指摘のとおり、城辺学校給食共同調理場は築24年を経過いたしまして、施設、設備ともに老朽化が見られます。当施設については、合併前、改築計画がございましたけれども、市町村合併を進める中で協議の過程で、将来の改築より、平良学校給食共同調理場に統合したほうが望ましいということになりました。つきまして、施設の有効活用を図るという観点から、統合の可能性について現在検討をしているところでございます。 ◆下地明君   再質問を行います。  1点目の施設管理公社職員の処遇についてでございますが、先程の市長の答弁では、3月ごろまで考えて、職員にするような方向での答弁じゃなかったかと思いますが、答弁の内容が合併時の合併協定調印書に基づいてと答弁しておりますが、市長はですね、どこの部分を見て、合併時の協定書とおっしゃっているんですか。合併協定書、これなんですけどね、合併協定書は、この中には、一部事務組合の取り扱い、1番目に宮古島上水道企業団、宮古広域事務組合、宮古清掃施設組合及び宮古広域消防組合については合併の前日をもって解散する。ただし、その職員の業務、財産及び債務についてはすべて新市に引き継ぐというふうに明記されております。しかし、旧平良市土地開発公社及び旧伊良部町公共施設管理公社については、新市に引き継ぐとだけあります。また、これはですね、合併時において、今さっき申し上げた組合、企業団、この職員もみんな含めて、たしか1,044名だったと思うんですよ。その1,044名の中にも公社職員は入っておりません。だから、新市に引き継ぐということは、これはもう温情で引き継ぐというんでしたら、市民が許すかどうか、それは私の判断ではできませんが、やっぱり合併時の協定書は採用するとはなっておりません。そういったことで、副市長、理事長という立場で副市長にも質問しますが、こういった内容も十分把握していると思いますが、大変厳しい中に、しかも10年で、今の約1,000名の職員を600名ですか、場合によっては500名まで削減しなきゃならない状況にあって、このような公社職員を採用するということは、私は協定上からも反するものだと思います。そういったことで、旧平良市の土地開発公社職員を1人採用して、なおまた採用すると市長は明言しておりますが、市長は、人事権はもちろんすべて市長にありますけども、こういうふうに明記されていることに対して、前に1人採用しているのは一番に悪いんですよ、公社職員を。採用してはならないです。今の宮古島市の財政状況においては、私もですね、こういうふうに人を採用するなと本当に言いたくないんですよ。私はね、大変申しわけございませんが、私もずっと以前に組合活動もやっておりまして、百四、五十名の組合を預かった経験もありまして、非常にこの問題に対してはだれよりも痛いほど、本当に採用してもらいたいと、そのぐらい私も本当に思いますけれども、しかし今の宮古島市の状況で、こういうふうに最初の一部事務組合の取り扱いについてというところに明記されているんでしたら、私はあえて取り上げません。  県の出資する財団法人とか、そういったところで、じゃ解散した後に採用した事例があるのかどうか。副市長、これ調べてあると思いますから、どこの地方団体でこういうふうな財団法人の職員を財団法人解散した後に例えば県に採用した事例があるのかどうか。多分調べてあると思いますから、その辺も答弁もらいたいと。恐らく私が聞いた範囲内では、県が出資した財団が解散した場合には、その職員はもちろん身分はもう失うというふうに聞いております。だから、こっちの場合でも、売買して、ゴルフ場がもちろん何年か経営されると思います。そこが採用して、万やむを得ない、経営がどうしてもだめだというときには、そこの会社とまた従業員でもっていろいろと話し合って、そのことは決めることでありまして、この規定上もですね、協定書にはないですから、市長、ひとつもう一度、市長にも副市長にも答弁を求めたいと思います。私もこういったことは本当は言いたくないですよ、本当言って。  次に、水道局の管理運営についてでございますが、市長は答弁の中で、一応は将来的には部に持っていこうと考えているということでありますが、将来的、市長は現在の任期はもう2年過ぎておりますが、将来といいますと、いつごろを考えているのかどうか。また、部にした場合のメリットがどういうふうなメリットがあるかどうか、そういった面も一応お聞きしたいと思います。市長がおっしゃるとおり、宮古の上水道というのは他のところとは全然違いまして、地下水からくみ上げて、宮古全域の住民の命を守っているわけでありまして、他のところとの比較は私はできないんじゃないかと、このように思います。もう一度ご答弁をお願いしたいと思います。  それから、宮古病院の新築についてでございますが、1点目の市有地の提供については一応は答弁されたけれども、一応は6ヘクタールの敷地がないといかんというふうなことを副市長おっしゃっておりますが、市長は以前に県に対して、新築移転するなら市が土地は提供すると一応はおっしゃっております。どこに6ヘクタールの土地の予定があるのかですね、大体予定でもいいですから、答弁お願いしたいと思います。  それから、やはり現在の施設はもちろん6ヘクタールないと思います。しかし、私はですね、先程申し上げたとおり、いろんな利便性から考えた場合、そして今の建物があった状態でもつくれるというふうに専門の設計士が私に話しておりまして、駐車場もちょっと後ろに沖縄製糖株式会社の社有地が駐車場幾らでもあります。つくろうと思えばつくれんことはないと思います。また、県の南風原の新しいところにも患者さんの遊ぶ場所は、私は余り見ておりませんが、そういったことで私は高層にするとか、そういったふうな考えした場合にはつくれんことはないと思いますが、まずはもう移転ありきで進めているような感じがしましたので、お聞きしたところですが、もう一度、駐車場はちゃんと近くにありますから、社有地が、あれだけの人口を擁する県立南部医療センター・こども医療センターだって、じゃどのくらいの面積ですか。対応してやったんですか。宮古の病院というのは、次第に縮小されていっていますよね。今でも精神病棟、2階はがらあきですよ。そういうことですから、そういった観点からして、もう一度場所についても、それから現有地では全くだめかどうかを一応はまた答弁を求めたいと思います。  それから、敬老会の催しについてでございますが、部長の答弁では、これからまた議論して、来年度についてはやっていきたいと。ただ、88歳の米寿5,000円、また100歳以上に1万円支給する方向みたいな話をしておりますがですね、私は年寄りを大事にすることによってが、お互いも年寄りを大事にすることによってが、子供の教育もできると思うんです。ほかの予算を少々切ってでもですね、例えば城辺のある地域に、城辺地区の敬老会に出席できなかったということで、二、三カ所の地域に部落の予算では足りないから、有志たちが予算を自分らで出し合ってですね、1人当たり2,000円ずつ出し合って敬老会を催したんです。大変喜んでいましてですね、何でそういった思いが、市長、ないですか。私はですね、合併前の旧城辺町におかれては、合併直前の平成17年度の旧城辺町の敬老者数が、ちなみに申し上げますが、70歳以上が2,086人だったんですよ。その敬老祝金の1,052万5,000円、予算が計上してありました。2,086人でですね、1,052万5,000円ですね、これだけの予算を旧城辺町は投じて会場いっぱいに、本当に楽しく、敬老会を催したわけであります。今ですね、少しお聞きしたいんですが、現在の宮古島市全体の敬老者数と去った敬老会において全体の地区での使った予算をもし答えられるんでしたら、部長、答弁お願いしたいと思うんですが、よろしくお願いします。  それと、地域密着型介護事業所については、城辺地域と伊良部地域で今リフォーム中でありまして、4月1日の予定が早まって、年度内には開始できるんじゃないかというふうな答弁でありますので、こういった介護事業所というのは本当にもう大事なことでありますので、できるだけ早目、早目の開始はよろしいかと思います。  それとですね、ちらっと聞くところによると、城辺地域のほうは社会福祉協議会が運営する、伊良部地域はNPO法人、今から指定管理者の話、もちろん部長がおっしゃっておりましたけどね。指定管理者に該当するかどうかでNPO法人に持っていくかどうかに決まると思いますが、社会福祉協議会が運営するのとNPO法人が指定管理者で運営すると、どういうふうなメリット、デメリットがあるのか、その辺をお聞かせください。また、こういった施設は下地地域、上野地域にもですね、早期に設置するべきだと思いますが、その辺も含めて答弁をお願いしたいと思います。  それからですね、私が一番この議会で申し上げたいのは、農業振興についての先程部長のサトウキビ代金の仮払いについてであります。部長が申し上げた答弁のとおりでございます。そういうことで、一応は私は申し上げたいと思いますが、この件についてはですね、当局に対し、サトウキビ作農家への支援対策要請に対し、私自身もこれまで再三再四質問してまいりました。もちろん他の同僚議員も指摘いたしました。しかし、当局の要請行動の成果が全く見られないため、我々保守系議員団、自民党、公明党は西銘恒三郎代議士、砂川佳一県議員にサトウキビ作農家への支援策を要請したところ、両先生の取り計らいによって、去った11月26日、JAおきなわ本店において、代表理事、専務理事2人、常務理事、農政部長ほか事務方数人の席において、保守系議員団を代表して、3人で宮古島市のサトウキビ作農家の現状を訴え、支援策を要請したところ、去った12月7日、砂川博紀専務理事が発表した内容であります。宮古地区限定で仮渡金方法の約束を伊波榮雄代表理事よりいただきました。先程部長からもこれはありました。私はですね、これ市長にお願いしたいのは、なぜ再三再四、もちろんほかの議員もですよ、大事な問題ですよと、これこそ宮古の経済を左右する大事な問題と、宮古の総農家数の約85%がサトウキビ作農家なんです。こういった大事な問題をどこに行って、どういうふうに要請したのか。成果が見られないけども、いつ、どこに行って、どういうふうに要請やったのか、それをお聞きしたいと思います。  それからですね、時間が余りないので、申し上げますが、今の新価格制度は3年後、現状より厳しく見直される可能性があることから、今期製糖終了後、県内キビ作に関係する市町村と連携で新制度前に戻すための大農民大会を開催し、国に要請行動を起こすべきだと考えますが、市長にご答弁をお願いしたいと思います。  それから、早期操業に向けては、部長、ぜひとも品種別、早熟、中熟、晩熟、こういった体制で植えつけ指導をやることによって、早期操業ができると思いますので、この辺もご指導お願いしたいと思います。そうすることによって、冬場には牧草の成長が遅いが、サトウキビの梢頭部が牛のえさになるし、春植えが増産し、宮古の農家所得が増える、またカボチャ農家もまた増産できる、こういうふうな体系になっていくと思うんです。ぜひとも推進についての抱負をもう一度お伺いしたいと思います。  飼料の件に対しては、ちょっと聞き漏らしたけれども、どのような対策をとっているのか、もう一度。このような件についてはですね、開会中の県議会においても養豚事業の振興対策に関する請願書を採択してあるんです。最も大事なことですよ、部長。  それから、城辺学校給食共同調理場は平良学校給食共同調理場に統合予定だと部長はおっしゃっておりますが、今ですね、給食センターは財政ではかれるもんじゃないと思うんですよ。まずは、宮古島市でも共働きの家庭が増え、子供たちの食の乱れを地域、行政が一体となって取り組まなければならない現状にあり、学校では子供たちに食育、食についての授業が盛んに行われているとのことです。また、学校給食は学校単位の規模の小さい調理場ほど、子供たちの安全、安心でおいしい給食が与えられるとの栄養学の専門家の話を聞きましたが、このことについてと宮古島市の各地域別の食数について答弁をお願いします。私は、これは統合すべきじゃないと、そう考えておりますが、一応答弁聞いてから再質問します。よろしくお願いします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   公共施設管理公社の職員の処遇については、先程も答弁しましたけども、来年3月までに、引き継ぐのか引き継がないのか、はっきりと方針を示していきたいと考えております。  それから、水道局の管理運営ですけども、これについても、これは広域化の方向も今考えておりますので、それを含めて、部への移行のメリット、デメリットも含めて論議をしていきたいと考えております。  それから、サトウキビの振興については、農業振興会長として、JA沖縄中央会等にも要請をいたしております。早期操業についても品種等の選択について、担当部とともに頑張っていきたいと思っておりますし、また農業振興会長としても頑張っていきたいと思っております。 ◎副市長(下地学君)   まず、1つには県内の土地開発公社の現状についてです。  固定職員を配置しているところがうるま市が1人で、職員兼務で、これ9人が兼務しております。うるま市においてはですね、協定書に基づいて、職員を年次的に採用しております。それから、沖縄市は固定職員が2人、現在もおります。名護市は、兼務職員が9人おりまして、平成11年に1人、12年に1人、平成13年に3人、協定書に基づき、市の職員として引き取り、採用したという事例があります。また、糸満市も同じように平成14年に4人、覚書に基づき、職員として引き取り、採用したというふうな事例があります。  それから、管理公社についてはですね、合併協定書の中で、旧平良市土地開発公社及び旧伊良部町公共施設管理公社については新市に引き継ぐ。なお、公社のあり方については新市において検討するという協定書があります。議員がおっしゃっている公社は引き継ぐけど、あり方、いわゆる職員等を含めたようなあり方について新市で検討するということですので、市長が3月までには方針を打ち出したいというのは、この辺を踏まえての答弁であります。事例としてですね、直接私が伺ったのは、浦添市と、それから宜野湾市は公共施設管理公社は解散して、そして職員は市が引き取っております。県内の公共施設管理公社もいわゆる公益法人の改正法に基づいて、解散の方向に進めている自治体が多く出ているという状況であります。 ◎福祉保健部長(上地廣敏君)   まず、敬老者の人数でございますけれども、9,864名であります。平成19年度に使いました予算につきましては、197万8,000円であります。  それから、社会福祉法人、それからNPO法人に地域密着型介護事業所を指定管理するメリットは何かということでありますけれども、まず社会福祉協議会もNPO法人もですね、今、議会に提案をしております宮古島市地域密着型介護事業所設置及び管理に関する条例、その中での基準を満たす有資格者を有しているというふうなことで、城辺地域については社会福祉協議会、それから伊良部地域についてはNPO法人を予定をしているというふうなことで、営利をそんなに追求をしない、いわゆる公益法人というふうなことから、地域とともに発展をしていくというふうな立場であると思いますので、その両方に管理委託を今予定をしているということであります。 ◎経済部長(宮國泰男君)   濃厚飼料の価格が上がっていて、県でもその対応を今検討しているというようなことでございますけども、宮古地区においても1頭当たり平均で4,000円を超える額ぐらいで経費がかかっているということは私どもも承知をしてございます。そういう中で、今宮古島でですね、約1万6,000頭ぐらいの牛がいます。それに4,200円をお掛けしますと、6,700万ぐらいの財源が必要になります。ですが、今非常に牛の値段も好調に推移しておりまして、その中で占める額というんですか、それはまだまだ何とか対応できる状況ではないのかなというふうに思ってございまして、できれば今のところ助成という形ではなくて、新しい粗飼料のほうをですね、普及をしていきたいというふうに思っています。議員おっしゃるトウモロコシとか、そういうものございますけども、そういうものに関しての市の補助という形でですね、当面は対応させていただきます。その後いろいろと畜産会の皆さんともですね、協議はいたしますけども、その中で今どういう状況なのか、もう一度きちっと精査をした上でですね、検討はさせていただくということになろうかと思います。 ◎教育部長(長濱光雄君)   ただいまご指摘があった城辺学校給食共同調理場のあり方については、統合が望ましいということになっておりますけれども、地域の意見を聞きながら、また行財政改革の観点や食育の効果等、多くの要素がありますので、総合的に検討して、対処してまいりたいと思います。  それから、各調理場の食数でございますが、平良学校給食共同調理場が4,390食、城辺学校給食共同調理場が740食、伊良部学校給食共同調理場が600食、上野学校給食共同調理場が365食、下地学校給食共同調理場が410食、合計6,505食の実績となっております。 ◎副市長(下地学君)   失礼しました。答弁漏れがありましたので、お答えいたします。  宮古病院の現在地には新しく建替えできないかという質問でしたんですが、敷地については、検討委員会の中で、それも含めて検討を進めていますので、そこで具体的に示されると思います。県側が必要としている面積が6ヘクタール以上が望ましいということですので、そのように受けとめていただきたいと思います。 ◆下地明君   再々質問を行いたいと思います。時間がありませんので、もう早目に。  公社職員の引き継ぎについて、副市長は二、三カ所の例を挙げておりましたけども、それでは宮古島市と同等に10年で約半分の職員削減を計画している市なのかどうか、その辺もお聞きしたいと思います。  それとですね、市長がサトウキビ代金支払いの件について要請して回ったと言っておりますが、我々が行って、JAおきなわの理事長さんの生の声を聞いたらですね、理事長は、宮古からこんな要請は一度もありませんと、初めてだと、宮古の農家は新制度に納得していると自分では思っていると、このように言われたんです。市長、どこにだれと行って、要請したんですか。それを改めてお聞きしたいと思います。  それから、今教育部長は城辺学校給食共同調理場について、地域の声を聞いて、また一応参考にしたいと申しておりますが、今部長がおっしゃったとおりですね、給食数が平良学校給食共同調理場と統合した場合には約5,100ぐらいになると思うんですよね。そういったことで、こういうふうな、私が先程申し上げたとおり、しかも向こうでつくったのをまた福嶺の学校まで持っていくとしたら、これ時間もあるそうですよ。炊いて何時間内がおいしいと。そういったことからも外れるということもありますので、ぜひともですね、城辺地域を過疎化にしないためにも、どうしても城辺学校給食共同調理場での改築工事をお願いしたいと思います。  時間がありませんので、以上で質問といたします。どうもありがとうございました。 ◎市長(伊志嶺亮君)   JA沖縄中央会がEPAの総決起大会にも見えていましたので、その場でも言いましたし、また農協の会長は全部農業振興会に入っておりますので、それを通じて要請しております。 ◎副市長(下地学君)   集中改革プランのシミュレーションに基づいて、その整合性図るような採用の仕方を図っております。具体的な例を挙げると、平成20年度には5名の採用を予定していたんですが、土地開発公社の職員1人を平成19年度に採用したので、平成20年度の採用枠をその分減にしてあります。 ◎教育部長(長濱光雄君)   ご指摘の件につきましては、いろいろと要素がありますので、統合の可否等さらに検討を加えまして、地域の意見も聞きながら対処していきたいと思っております。
    ○議長(友利惠一君)   これで下地明君の一般質問は終了いたしました。 ◆佐久本洋介君   質問に入る前に、下地教育長、私は教育長は以前から存じ上げていますけど、非常にすばらしい人材ですので、宮古島市の教育の発展のためにご尽力いただけるものと期待しています。頑張ってください。  それでは、質問に入りたいと思います。まず、市長の政治姿勢について伺います。1点目、もう毎度毎度出てくる職員の事務ミス、不手際、これについて伺います。法令を守らぬ事務の不手際、これは知っていながらこの程度、あるいはばれないだろうと、そういう安易な気持ちじゃないのか。そして次に、分限委員会で職員の処分まで出てしまった。そして、それが続いている間に、また今度はパイナガマ公園整備事業による事務不手際、これに対しては市長は違法性を認め、謝罪していますが、このたび重なる不祥事に対し、もっと毅然とした態度で臨むことが求められると思いますが、市長の見解を伺いたいと思います。  そして、たび重なる事務不手際のほとんどが土地売買の契約に関するものであることを考えると、各部各課で契約に関する事務等の洗い出し、これが必要かと思います。議会で指摘される前に、各部各課で、もう一度契約事務案件に対してきちんとした精査を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  それから次に、新ごみ処理施設と葬斎場について伺います。まず、新ごみ処理施設建設予定地の反対住民との話し合いはどうなっているのか、進展はあるのか、そして妥結点は見出せるのか。  次いで、葬斎場建設について伺います。葬斎場の建設予定地が発表されましたが、予定地周辺の住民反応はどうなのか。  また、予定地周辺地域から葬斎場建設に伴う各要望などは出されているのか。  それから、新聞報道によると、敷地面積約1万平方メートル、建設費約8億円とのことですが、施設規模は適切かどうか、施設の概要について説明してください。  次に、サシバリンクス伊良部の売却について伺います。今議会へ、サシバリンクス伊良部を売却に向け、行政財産から普通財産へ変更するため、条例廃止の議案が提出されています。そして、平成20年1月31日から施行するとなっています。その後、売却までのゴルフ場の管理は一体どうするのか。  次に、条例廃止後、指定管理が解除されるが、2月1日から3月31日までの今年度管理委託料、これはどうなるのか、返還するのか。  そして、2月1日以降、ゴルフプレー料の徴収はどこがやるのか、それとも売却まで閉鎖するのか。  次に、ゴルフ場の売却後、管理公社の職員の業務量が減少する。今さっき下地明議員からありましたけど、この職員の身分はどうするのか。市長は、先程今年度中に方針を見出すということですけど、いつごろ、どのような形で行っていくのか、もう一度方針を示してほしいと思います。  次、4点目に伊良部大橋供用開始後、佐良浜港周辺は現在の状況からさま変わりすることが予想されます。人や物流が橋中心になり、港周辺は活気が失われるものと思われます。この件は、以前も質問しましたが、ターミナルや浮き桟橋、漁港後背地の利用計画、この策定は急いでほしいということをお願いしたんですけど、行われているのかどうか。  次いで、伊良部漁協製氷施設の整備計画の進展はあるのかどうか。マスコミ等によると、個々の要請等はあるようですが、宮古島市として、市長を初め副市長、この動きがどうも見えない。どのような計画を持ち、どのように進めていくのか、具体的に説明していただきたい。  次に、教育行政について伺います。まず、宮古島市公立小中学校施設整備計画、この長期計画はどのようになっているのか、計画案を示してください。  次に、佐良浜小学校の校舎等について伺います。佐良浜小学校の校舎は、築後24年から35年経過し、老朽化がもう著しく、非常に危険な箇所が多く見られます。コンクリートの剥落、それから雨漏り、非常に安全管理上危険な状態にあり、特に特別教室棟の2階は現在危険なため、立入禁止状態になっています。そして、プールも老朽化が著しく、去る6月には底部が破損し、使用不能になりました。現在修復が行われていますが、ここ数年はこの繰り返しです。整備計画はあるのかどうか、伺います。  それから、同校の消火栓、これが腐食により、現在使用不能の状態です。安全点検さえも行われていないのかどうか。これ消防法にも触れると思いますので、早急な改善を要望したいが、この具体的な対応を示してください。  次に、現在非常に問題化している中高生の飲酒、喫煙について。宮古島市の現状を説明してください。宮古島市は、未成年者の飲酒による補導率、これは全国でも非常に高いと聞いています。どうでしょうか。  そして、教育委員会や学校の防止策はどのように行われているのか。あなたは未成年者だから、だめですよだけでは、非常に難しいと思います。子供たちの心身の成長にどのような悪影響があるのか、こういう観点からの指導が重要だと思いますが、どのように取り組んでいるのか。  3点目に、移動図書館について伺います。現在宮古島市では移動図書館により、図書館のない地域や図書館への距離が遠い地域、こういうところへの本の貸し出し等、読書サービスが行われていますが、現在移動図書館は何台あり、各地域のローテーションはどのようになっているのか、説明してください。  それから、伊良部地区への移動図書館のサービス、これは全く行われていないと思いますが、今後の計画はあるのかどうか、伺います。  次に、観光行政について伺います。現在宮古島市においては多くの観光名所がありますが、陸上だけでなく、シーカヤック、カヌー、ボート等を使って、島の周囲の海側からですね、主に海水の侵食によってできた洞窟が多いと思いますけど、こういうところを体験型観光として掘り起こしてみてはどうでしょうか。夏場に限定されると思いますけど、現在伊良部でそれを実行している方がいますが、伊良部の海側からのポイント、そのマップも今作成中です。これもやがてでき上がるものと思います。これを宮古島市全体として、ポイントマップを作成してみてはどうですか。案内役の養成をしっかりやっていけば、ダイビングだけでなく、海を利用した新しい観光になるものと思いますが、検討はいかがでしょうか。  次に、これ伊良部の通り池から通称ナベ底というところまでの遊歩道、これ非常に立派なものがありますけど、周囲の景観にどうもマッチしないんじゃないかなと思うんです。自然を守る、あるいは自然を楽しむ、そのための遊歩道としては余り立派過ぎるんじゃないかなと思いますけど、私はできるだけ撤去して、周辺の自然環境とマッチさせるべきだと思いますが、いかがでしょうか。  それから、東平安名崎周辺の看板撤去について。市の指導を要望したいと思います。東平安名崎つけ根の部分、要するに市有地売却の問題があったところですね、あの後からもう本当に目立ってきましたが、自然破壊に対する抗議看板、これが多く見られます。自然を守るという気持ちはわかりますが、今の状態はますます看板によって景観を損ねているんじゃないかなと思います。これは、観光客にも好感を与えているとは思えません。宮古島観光のイメージを守るためにも、住民と話し合い、看板撤去を指導すべきだと思いますが、いかがでしょうか。  以上、答弁後、再質問したいと思います。 ◎市長(伊志嶺亮君)   佐久本洋介議員の質問にお答えします。  職員の事務ミスについての私の見解ですけども、職員の事務ミスについては、市政を預かる者として、大変遺憾に思っております。これまでに発生した事務手続の不手際は、管理の問題も含め、個々の職員が担当業務にかかわる法令、条例等を熟知していなかったことに起因しているように考えております。過去の不手際に対応で全く学習されていないということは、まことに残念なことであります。今後このようなことが起こらないよう、職場研修あるいは業務マニュアルを作成して、職員の意識改革に努めてまいりたいと考えております。また、これまでに起きた事務ミス等の反省を踏まえて、業務の事務手続等に不備がないか、各課で点検を行うように指示もしております。  新ごみ処理施設と葬斎場でございますけども、反対している住民から10月4日の新聞を通して6項目にわたる公開質問がされました。10月30日付で地元2社の新聞を通して回答してありますが、現在まで回答に対する反応はありません。しかし、対話は続けていきたいと思います。今後住民から何かの申し出がありましたら、前向きに対応します。  葬斎場については、大神住民と宮古南静園の方々と話し合いを持っております。宮古南静園のほうでは、建設について激励も受けております。大浦住民とも、なお話し合いを続けていきたいと、そのように思っております。 ◎副市長(下地学君)   葬斎場建設についてということで3点ほど通告がありますので、予定地周辺の住民の反応はということと、もう一つは予定地周辺住民からの地域からの要望は、葬斎場建設の規模はどの程度かという質問ですが、まとめてお答えいたします。  葬斎場の建設については、建設委員会で予定地を絞り込んで、関係している周辺住民への説明会を持っております。具体的には大浦自治会と南静自治会に説明会を持っております。先程市長の答弁にもあったとおり、南静園のほうではできるだけ早急に建設してもらいたいという激励等来ているということで、大浦の自治会においてもですね、強いそういう反対意見は出ておりません。要望等については、まだ具体的なですね、計画を提示していないので、地域と今後これ詰めていく必要があると考えております。  それから、建設規模については、旧宮古広域圏事務組合で作成した基本構想計画も踏まえて、今後建設検討委員会で検討してまいりたいと考えております。  あと1点は、ゴルフ場売却について、公社職員の身分はどうなるかということなんですが、先程下地明議員の質問にもお答えしましたけど、宮古島市公共施設管理公社の取り扱いにつきましては、去った10月の4日に第1回の臨時理事会を開き、財団法人宮古島市公共施設管理公社の今後のあり方についてという議題について議論をし、次の2点ほどを確認しております。まず1つは、宮古島市公共施設管理公社の今後のあり方については、ゴルフ場の売却の時期もしくは改正公益法人施行時期までに解散すること、2つ、宮古島市公共施設管理公社の職員処遇については、宮古島市において職員として採用するということを全会一致で理事会で確認、議決しております。この確認、議決したことを踏まえて、10月の10日には市長に要請をし、市長は要請を受けて、本年度中に方針を提示しますというふうな答えを得ております。 ◎経済部長(宮國泰男君)   観光産業についてでございますが、その中での体験観光地の掘り起こしについてということで、海側からのポイントマップはつくれないかということでございます。  現在宮古島でもですね、このようなパンフレットを出していまして、この中はすべて体験のメニューを網羅してございます。その中で体験シーカヤックという部分でやっていますけども、専門業者が3業者、兼業者が6業者程度、今おられます。ですが、これらの出しているパンフレットではですね、やはり個々の自分のやっている体験の部分しか出してございません。宮古で今どういうスポットがあるかという部分に関してはですね、まだまだ開発がなされていないと、そのような状況にございます。やはり宮古での、宮古の場合は非常に体験というものを重要視した形での観光振興というものを図らなきゃいけないということでございます。その意味からしましても、議員おっしゃる海側からのポイントマップ、これにつきましてはですね、大変いい提案だというふうに思ってございますんで、できるだけそういう場所をですね、把握をしまして、そういうマップづくりに生かしていきたいというふうに思ってございます。 ◎建設部長(平良富男君)   現場は確認してあります。この路線は、東平安名崎灯台に通ずる道路でありまして、多くの観光客も通りますので、ここをですね、市の財産である施設、植栽等からは撤去するように、調査して、指導していきたいと思います。 ◎伊良部総合支所長(垣花恵君)   行政財産から普通財産へ移行するが、売却までの管理はどうなのかというご質問でございます。  宮古島市は、サシバリンクス伊良部を現状有姿のまま事業予定者へ売り渡し、事業予定者は指定用途に基づき、本物件をゴルフ場として活用する場合、営業開始から3年以上継続して営業を行わなければならないとの契約状況でありますので、その間、2月1日から3月31日まではコースの現状有姿のための維持管理をしてまいります。そのためには、引き続き売却までの2カ月間、宮古島市公共施設管理公社との業務委託契約を締結して、コースの一部管理を行っていくことになろうかと考えます。  指定取り消し後、売却までの2カ月間は単にコースの管理だけであり、管理の一部委託でありますので、指定管理料の2カ月分を委託料に切りかえて、管理公社に業務を委託しますので、管理委託料の返還はないと考えます。  指定管理を解除後、プレー料金の徴収はどこがやるのかということであります。利用料金は、公の施設の利用を制限する行為であることから、条例等で料金が明記されないと、公社も市も徴収できないと考えられます。したがいまして、プレー料金についてはサシバリンクス伊良部の運営審議会を開催し、審議に諮った上で、決定していきたいと思っております。  伊良部架橋供用開始後の佐良浜漁港周辺の利用計画でありますが、佐良浜周辺の利用計画につきましては、当佐良浜漁港は県管理漁港でありますので、利用計画については県と協議を行い、進めていくことになりますが、これから宮古島市水産業振興基本計画を策定する中で、今後の漁業形態に対応した利用計画について、漁協及び地域住民を交えての意見交換を行い、県と協議して、策定を進めていきたいと考えております。  伊良部漁協製氷施設整備計画の進展はあるのかということでありますが、本施設の整備は平成18年度以降に総務省の合併特例債を活用して、整備計画でありましたが、合併特例債の趣旨に適用しないこと、宮古島市単独事業としての予算確保が厳しい状況にあることから、事業の着手が見送られてきております。老朽化した製氷施設の整備については、漁業関係団体から早期着工の強い要望がありますので、各省庁の補助メニューで当てはまる事業の可能性を探ってまいりました。施設の改築要請に当たっては、補助メニューに乗せるために必要な理由づけが重要であることから、施設の現状と課題、施設の構造、規模、性能、将来の利用計画等、可能な理由づけのもとに、必要な書類の作成作業を行い、事業の早期着工に向けて、関係機関への要請活動を進めているところでございます。その結果と感触を踏まえた上で、事業が早期に着工できるように精力的に作業を進めている最中であります。  通り池の遊歩道撤去について。通り池は、県立自然公園及び国の名勝、天然記念物の指定を受けており、観光名所として多くの観光客が訪れております。観光客の中には高齢者の観光客も多く、遊歩道を設置したことで、安全で高齢者にも優しいバリアフリー等が行われ、他に例のない自然の景観が望むことができ、大変好評を受けております。自然景観に配慮した観光施設の整備、これは施設設置者である県側と協議を調整し、撤去するのか、そのまま自然に配慮した景観、観光施設の整備に努めてまいりたいと考えております。 ◎教育施設課長(友利悦裕君)   佐久本洋介議員の学校施設の整備についてお答えいたします。  公立小中学校の施設整備計画につきましては、建築基準法で新耐震化基準が導入された1981年、昭和56年以前の建物、老朽化の進んでいる校舎、体育館などの整備を年次的に進めております。  佐良浜小学校の校舎整備計画につきましては、現在の校舎の保有面積は4,070平米で、必要面積が2,636平米となっております。そのうち昭和56年以前の建物は826平米でありますが、この面積を改築しようとしても、必要面積より保有面積がオーバーしているため、補助事業での整備ができない状況にあります。老朽化の進んでいる校舎につきましては、修繕費等で対応してまいりたいと考えております。  それから、使用不能になっている消火栓の整備につきましては、消防設備点検調査報告でも、不備の指摘を受けておりますので、早目に対処していきたいと考えております。 ◎学校教育課長(島袋正彦君)   まず、現状でありますけれども、平成19年1月から11月末現在、宮古島警察署生活安全課の統計によりますと、未成年者の飲酒による補導件数は184件となっています。その内訳として、高校生が98名で52.4%、中学生は19名で10.3%となっています。喫煙による補導件数は272件で、そのうち高校生が88名で32.4%、中学生は103名で37.9%となっております。  次に、市や学校の防止対策はということでありますけれども、教育委員会としまして、小中学校の生徒指導主任研修会において宮古島警察署生活安全課の担当を招聘し、管内の少年補導状況等、子供たちの飲酒、喫煙の実態についての説明をしてもらい、喫緊の課題について共通理解を図るとともに、学校、教育委員会、それから警察等関係機関の情報連携及び行動連携について確認をしてまいりました。また、県内の中高生による集団飲酒事案の連続発生を受けまして、宮古教育事務所、宮古警察署、多良間村教育委員会と連携しまして、未成年者の飲酒防止対策緊急会議を持つとともに、各小中学校、高等学校における特設授業の実施及び各中学校区における生徒会集会を実施しまして、保護者集会についても全小中学校において全部終了しております。さらに、未成年者の集団飲酒撲滅を目的に、先週木曜日に公民館において全中学校代表生徒参加によります未成年者飲酒防止フォーラムを教育事務所と共催で実施しております。今後におきましても補導機関のみならず、健康教育の視点からも保健機関との連携もより強固にしまして、未成年者の喫煙及び飲酒撲滅について努力していく所存であります。 ◎図書館長(砂川玄正君)   移動図書館について、佐久本議員にお答えいたします。  まず、現在の配置状況ですけれども、市立図書館は平良図書館、城辺図書館の2館あります。それぞれに1台ずつ移動図書館を配置しておりまして、平良図書館の移動図書館がみらい号、そして城辺図書館が夢の光号となっております。この2台を配置しまして、稼働させております。平良図書館のみらい号は、平良地区で小中学校、養護学校、それに施設の計13カ所、そして下地地区のほうで来間小学校、来間中学校の2校の合計15カ所を担当しております。それから、城辺図書館の夢の光号ですけれども、城辺地区と上野地区を担当させておりまして、城辺地区で小中学校、施設、宅配などの計12カ所、それから上野地区のほうで幼稚園と保育所、子育て支援センターの計3カ所の合計15カ所を巡回しております。これは、こちらが勝手に回るということではなくて、いずれの移動図書館も学校と、それから施設などからの要請がありまして、それに基づいて派遣しているということです。  次に、伊良部地区への配置はないかということなんですけれども、伊良部地区への移動図書館の派遣は当図書館の懸案事項の一つでもありますけれども、先程述べましたように、移動図書館は限度に近いハードなスケジュールで活動しております。そのために、職員の手が足りない、それから動く日数が足りないといういろいろな条件がありまして、現在伊良部地区まで手を伸ばすことができないでおります。ただ、当図書館には団体貸し出し制度というのがありまして、50冊の図書資料を一遍に借り受けて、1カ月間利用するシステムがあります。現在伊良部地区のほうではこれを利用しておりまして、伊良部小学校と伊良部中学校がこの制度を利用しております。いましばらくは、この制度を伊良部地区のほうでは利用していただきたいなと思っております。移動図書館の派遣につきましては、懸案事項の一つでもありますので、できるだけ早い時期に実現できるように、前向きに検討していきたいと思っております。 ◆佐久本洋介君   再質問したいと思います。  たび重なる事務ミスに対して、市長は本当に謝罪するしかないということで、非常に心苦しいかと思っています。しかし、これは最高責任は市長にあるわけですから、先程申し上げました各部や各課での契約事項の事務のチェック、点検、これは早急に、そして丁寧に行ってほしいと思います。まず、今考えられるチェック作業方法があるのであれば、検討できる方策をお答えいただきたいと思います。  それから次に、新ごみ処理施設についてですけど、文教社会委員会では去った10月25日、埼玉県の久喜宮代衛生組合、この視察を行ってきました。運営の仕方、それから業務のやり方、これ後で報告書で詳しくは述べますけど、宮古島市との違いに、余りの違いに本当に委員全員びっくりしましたし、ああ、こういうやり方もあるんだということを本当に実感してきました。焼却炉でのごみの搬入口、もう本当に清潔でですね、水漏れさえ、水滴さえもありません。ごみ処理に対する職員や住民の認識の高さ、これには全員感嘆してきました。そして、不法投棄について質問したところ、担当の方はもう本当に自信たっぷりに、不法投棄は一切ありません、そう答えました。実際に私らも市内を通ってみましたところ、本当に空き缶さえも見られないほどです。こういう意識の高さ、ごみ分別に対する住民の意識の高さ、それからごみ収集車、パッカー車ですね、これの工夫、まず生ごみ、同じ1台の中に生ごみと燃えるごみ、これを別々に投入といいますかね、していきます。それによって、生ごみからの水分や臭い、これを出さない、こういう工夫がされています。これは、我々議員だけじゃなく、新ごみ処理施設建設の前に、職員にも一度出かけて、参考にしていただきたいなと思っています。  それから、新ごみ処理施設の建設については、これからも幾つもハードルがあると思います。しかし、地域住民の納得が得られるように取り組んでいただきたいと思いますので、今後どういう形で進めていかれるのか、今後の対応を説明してください。  それから、葬斎場については、周辺からも大分好感度を持って対応されているようですので、新聞報道からも大体皆さんも気づいていると思います。早期に話し合いを持ちまして、早目の建設をお願いしたいなと思っています。  それから、ゴルフ場の売却について、今答弁を聞いていますと、どうも指定解除後のはっきりした対応、これがまだきちんと検討されていないような思いがします。まず、売却を急ぐということで、詳しい内容がまだ検討されていないように思いますけど、具体的な検討方針、これについてはあればもう少し説明してください。  それから、ゴルフ場単体のみの売却で、今後の下地島残地の利活用、これに影響はないのか、説明をいただきたいと思います。  それから、職員の身分については3月までに、先程新年度何名かの採用ということがありましたけど、職員の中にはもう50代に手の届くような方もいます。こういう方が例えば何年かして市に吸収されても、それほどメリットがあるとは思えないですね。できるだけ早目に、余り長引かせることなく、やってほしいと思いますけど、先程の答弁では人数、それから時期、非常に不確定だったと思いますので、できるだけはっきりした方針をもう一度示していただきたいと思います。そして、今ゴルフ場の売却によって、管理公社の職員の身分が急にといいますかね、沸き上がってきたわけですけど、これはゴルフ場の売却と管理公社の職員とは全く別だということは、これは忘れないでいただきたいと思います。  それから、佐良浜港周辺の利用計画、これはもう橋の供用開始、その前にきちんと決めておかないと進まないです、これはね。橋がかかってからは、恐らく利用方法、それから考えても、もう非常に遅いと思います。そして、佐良浜漁港は県の管理港ではありますけど、県のほうとしても、やはりまず大事なのは宮古島市がどういうふうに使いたいのか、まずこれを上げてほしいというのが県の考えでもあります。ですから、早急に進めていただきたいと思いますけど、今現在どのように進められているのか、具体的な内容があれば答えてください。  それから、伊良部漁協の製氷施設の整備、幾つかのメニューを今検討しているということですけど、これは合併特例債に対象とならないということですけど、じゃ最初はそれはできると思っていたということですよね。それで進めていこう。しかし、今になってできなくなった。確かに市の持ち分も大きなものがあると思いますけど、これは合併後2カ年にもなります。そして、今でも個々の議員の何名かがいろいろ要請はしています。しかし、これはばらばらで、それぞれのルートで行われているんですね。これは、まとめて市長や副市長、宮古島市がこうしたいんだという、これを積極的な要請行動、これを示していただきたいと思いますけど、今市として、宮古島市として、どのようなルートで、どのような要請行動を行っていくのか、今後の予定があれば、これは市長か副市長に答弁をお願いしたいと思います。  それから、教育行政について。予算上、長期計画を立てていくのは、もうこれは必要だと思いますが、もう少し実情を調べてですね、急いでやらなくちゃいけないところとまだ大丈夫なところと、あると思いますので、そういう実情を調べて、対応策をもっとしっかり持っていただきたいなと思っています。先程も話ししました佐良浜小学校の特別教室棟、これはもう昭和47年の建築なんですね。築35年ということです。どういう状況かは、もうおわかりいただけると思いますので、長期計画、これももう一度見直していただきたいと思います。ここに佐良浜小学校の現状の写真もありますので、これは後で担当に届けたいと思います。各学校の実情、これの調査は行われているのかどうか、もう一度ご答弁ください。  それから、消火栓、これも本当は委員会がしっかりつかんでおかなくちゃいけなかったことじゃないかなと思っています。これは、前も話ししましたけど、子供たちの安全、これはもう後手じゃ困るんですね。何か起こってからでは困る。その前にやっていただきたいんですけど、この前の全校放送の件でも言いましたけど、これはちょっと危機意識が低いのか、あるいはそこまで調査するまで手が回らないのか。この修繕をいつごろまでにできるのか、はっきりした答えをいただきたいと思います。  それから、中高生の飲酒について。自慢しますけど、伊良部高校は現在飲酒の補導率は、沖縄県内ですね、県内でゼロです、今のところですね。これから年末年始にかけて、また学校、地域で取り組んでいきたいと思っています。飲酒については、学校養護職員、それから心の相談員とか、そういう配置がされていると思いますので、こういうのでしっかり対応していただきたいと思います。そして、この問題は、これはもう学校や教育委員会のみで対応できるものではありません。各地域で、地域の子供は地域で育てるとの思いを持って、我々大人が協力していくべき大事なことだと思っています。この件で、各学校で飲酒、喫煙で補導された生徒たち、これに対してはどのようなカウンセリングが行われているのか、その件についてももう一度お答えください。  それから、移動図書館については、業務がハードとはいいますけど、これはやはりやるべきことですので、何とか時間もやりくりしてでもお願いしたいと思っています。これは要望です。  それから、観光行政について。いろいろな形態、新しい形態、これを掘り起こしていかないと、ただ名所、名所、砂浜、砂浜だけでは非常に難しいと思いますので、全体での、例えば話に聞くと、七又のがけの下あたりでも、潮が引くとすばらしい洞窟があるそうです。そういうところなどもやっぱりポイントマップをつくってですね、案内していけば、いい新しい観光になるんじゃないかなと思っていますので、検討していただきたいと思います。  それから、通り池の遊歩道については撤去できないとのことですが、これはもう観光客の中に確かにお年寄りの方もいらっしゃいますので、ただもし別のところでそういうものをつくるのであれば、もう少し周囲の自然とマッチした、そういう遊歩道をお願いしたいと思います。  それから、東平安名崎の看板、これについてはもう早急な指導をお願いしたいと思っています。  以上、答弁をお伺いして、再々質問したいと思います。 ◎市長(伊志嶺亮君)   佐久本議員の再質問にお答えします。  職員の事務遂行上の不手際については、各課ごとに業務マニュアルをつくりまして、それでしっかりと対応できる体制にしていきたいと思っております。  新ごみ処理施設については、公開質問に対する10月30日の市の回答に対して、住民から反応がございません。ですから、環境アセスメントを進めながら住民アンケートをとって、住民の意向を調査し、またさらに住民対話を進めていきたいと思っております。 ◎副市長(下地学君)   伊良部漁協の製氷施設の件なんですが、これについては合併時におけるこれ確認事項になっておりまして、大変市としてもですね、早目に実現したいということで、いろいろ話し合い進めているところであります。今現在ですね、国のほうに防衛省と農林水産省にメニューがあるというふうなことがあって、具体的な情報等があったので、せんだって伊良部総合支所長が農林省に出向いていって、その説明を受けてきて、要請に必要な資料づくりを今一生懸命やっているところであります。 ◎伊良部総合支所長(垣花恵君)   まず、佐良浜漁港周辺の利用計画については、現在県とは協議は進めておりません。将来どのように進めていくかということでありますが、今後市としての整備計画調整については、港内の静寂性、それと蓄養性、それと背後地の観光利用、静寂性と蓄養性を関連させての観光事業、これをメインに県と調整して、進めていきたいと、このように考えております。  サシバリンクス伊良部の売却後ですけれども、これは契約条項で、もう3カ年間はゴルフ場として使いましょうという条項になっておりますので、売却して、売却までの2カ月間、これはもう当然市が管理公社に委託して、有姿のまま、現状のままのコース、これを相手側に引き渡さなければいけないですよというふうに考えております。 ◎教育施設課長(友利悦裕君)   学校施設の整備についてお答えいたします。  各学校の実情を調査したかというお尋ねですが、これは平成18年度、18年の6月ごろですか、学校のほうに調査依頼をして、報告してもらっております。整備計画につきましては、現状を把握しながら、今後見直しも検討していきたいと考えております。  それから、消火栓の修繕についてですが、なるべく早い時期に対処していきたいと考えております。 ◎学校教育課長(島袋正彦君)   各学校におきましては、喫煙防止や薬物乱用、飲酒も含めますけれども、そういった防止教育を含めた健康教育を積極的に推進し、幼児、児童生徒の健康被害を防止する取り組みを積極的に取り組んでおります。議員の補導された子供たちへのカウンセリングはどうなっているかということについてでありますけれども、学校、それから担任任せということでなくてですね、行政としましても宮古島市の教育相談室がございます。4名の先生方がいらっしゃいますので、その方々と、それから親と子のカウンセラー、相談員というのがございます。それとか、スクールカウンセラー、そして平良中学校、北中学校のみなんですけれども、生徒指導加配教員がおります。そういった方々をフルに活用しまして、市のサポートチームもございますけれども、家庭に協力を求めながらカウンセリングを実施しております。 ◎副市長(下地学君)   先程の伊良部漁協の製氷施設の件で、合併時の確認事項と申しましたけど、これは伊良部架橋建設に伴う伊良部漁協との確認事項でありますので、訂正して、お答えいたします。どうも失礼しました。 ◆佐久本洋介君   終わりになりますが、我が市の最大の懸案事項であったトゥリバーが売却され、宮古島市の財政は大きく好転してきたものと思います。しかし、まだ財政困難な状況であることには変わりません。締めるべきところはしっかり締め、不祥事等による無駄な支出とか、こういうものがないように、来年はもっと行財政が好転できるよう、議会、職員、市民みんなで頑張っていきたいものです。師走の慌ただしさとともにサトウキビ刈りの忙しい時期になりましたが、市民の皆さんには健康でよいお年をお迎えください。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(友利惠一君)   これで佐久本洋介君の一般質問は終了いたしました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は2時から再開いたします。  休憩いたします。                                     (休憩=午後零時02分)  再開いたします。                                     (再開=午後2時00分)  午前に引き続き一般質問を続行いたします。  順次質問の発言を許します。 ◆砂川明寛君   一般質問を行う前にですね、下地恵吉教育長に対しまして、下地恵吉教育長、本当に就任おめでとうございます。私は、宮古農林高等学校の生徒として勉強させてもらいまして、ということですごい親しみも感じるものであります。下地恵吉先生には現場の立場から、今度は行政、管理する立場として一生懸命宮古島市の行政のために頑張って、教育行政のためにですね、頑張ってほしいなと思います。  それでは、私見を交えながら一般質問を行いたいと思います。  まず、保良市有地の売却についてでありますけども、これはもう既に売却は済んでいて、解決についてでもいいと思います。このものについては、自然環境に対する問題点や土地の価格の問題など、さまざまな問題点を抱えたままの行政の市の強引な形での売却でしたと私は今でも危惧しております。しかし、議決機関である宮古島市議会が可決したわけですから、それなりにこの解決が進行していくことの中においては、最後まで責任を持って管理していくことこそが本市の責務だと私は思います。  そこで、お伺いをしますけども、売却後、そして地元住民や反対した住民、そして企業も含めてですね、何回ぐらい話し合いをされてきているのか。  そして、地元、それは保良、吉野地域のですね、振興についての話し合いはしているのかどうか、その辺の計画があれば、その辺について、振興計画についてですね、お聞かせ願いたいと思います。  次に、今までも何回も出ておりますけども、公共施設管理公社についてでありますけども、これは伊良部における公共施設管理公社についてであります。これは、もう答えもいただいておりますけども、これ意見として、もしも3月までに公共施設管理公社の職員は採用するとした場合、本当に宮古島市の市民の今の感情からして、そして本市の財政を考えた場合においても、また今人員を削減したり改革をすると、断行する中においてもですね、私もこの職員採用についてはいかがなもんかと思います。これは私の意見として、答えは要りません。  次に、物件補償問題についてでありますが、この物件補償問題は皆さんもわかるように、職員の不手際により、物件補償費を払うべきない人について払ってしまったと、ミスを犯してですね、それが本当に払うべき人からですね、払ってくれと、裁判で宮古島市が弁論再開の必要もないほどに完全に敗訴しました。そもそもこの問題は、当局に不手際がなければ、このような問題は起こらなかったわけです。それは、すべて当局にあるわけですから、それを市長は自分に責任はないように、市民には一円たりとも迷惑はかけないと再三にわたり議会の席で言っているわけですが、ではだれがこの1,261万円余もの市のお金を出せるのですか。市長、あなたの命令によってですね、市の財源、1,261万円余は出したわけです。ですから、市長、その責任としては、私は重いと思います。その辺についてお伺いをしたいと思います。  そして、もう一点はですね、この不手際で払った賠償金はですね、不当利得であると、そういうことで市がさらに川田さんを訴えているわけです。そして、この前の裁判では相手が、川田がですね、和解を求めていると聞いておりますが、当局はその和解について応ずるのかどうか、その辺について見解を求めたいと思います。  次に、下地島空港利活用計画と、これはパブリックゴルフ場との売買契約についてですね、売買についてですね。私は、このゴルフ場はですね、今売却するべきではないんじゃないかなと思います。それは、下地島空港利活用計画がある以上、総合的な計画で、ゴルフ場だけを売却するということはいかがなものかと思います。もちろん運営している上で赤字であれば、営業をとめて、一時凍結してしまってもいいかと私は思います。私は、下地島空港利用計画の中で全体で考えるべきことだと思うのですが、市長はどのようにお考えか。  そして、もう一点、去った11月の21日のマスコミで下地幹郎衆議院議員は、嘉手納にあるF15戦闘機の半分をグアムに移設し、残り半分については、うるさければ下地島空港で訓練したらいかがかという発言をしております。そして、騒音問題も解決すると、そういうことを言っておりますが、これについては宮古島市の市長の基本方針である平和利用とどういう、宮古島市長としてですね、どういうふうな考えをお持ちなのか、答弁を願いたいと思います。  次に、農畜産業振興についてでありますけども、これはサトウキビの新価格制度についてであります。先程以来何回も出ていると思いますが、この制度はサトウキビ農家にとっては、市の経済にとっても非常に影響は大きな問題だと私は思います。それは、この宮古の農業の所得、農業所得はですね、去年レベルで57億円ですよね。どうしても市の農業を考えた場合、なくてはならない作物であると思います。それだけに、サトウキビの代金の遅れというのは宮古島市の経済に及ぼす影響は、私ははかり知れないものだと考えております。そういった中からですね、新価格制度導入が始まるのに何の要請活動もしなかった市長にお伺いをしますが、農業振興を考える農業振興会の会長として、本当に危機感を持っているのか。そして、宮古の農業を考える場合においてはサトウキビを抜いては私は成り立たないと思っております。そして、サトウキビは宮古の宝であるとよく言いますが、新価格制度が導入され、収穫をどのようにしてたくさんに増やしていこうかという問題について、どうすれば農家の皆さんがサトウキビを安心してつくれるのか、考えていくことこそが行政であり、農業振興の会長であると私は思います。それとも、全く関心がないというのかね、この辺についてもう一度ですね、市長にお伺いしたいと、いま一度ですね、市長にお伺いしたいと思います。  次に、畜産振興についてであります。作物の原油の価格高騰によりですね、特にトウモロコシや麦など、E3、バイオエタノールの原料なってしまい、配合飼料の値段が相当上昇していると。これは、先程も下地明議員の話でも聞かれましたけども、畜産農家にとってはですね、非常にコストがかかり過ぎる、私はそう思うんですが、ちなみに配合飼料の繁殖用ですが、私の調べた結果ですね、平成17年、20キロ1袋当たりですね、1,110円でした。そして、平成18年、1袋当たり1,145円、そして平成19年、1,334円と、1袋当たりの20キロ当たりですね、平成17年、18年では35円しか上昇しておりません。しかし、去年、18年と今年、19年ではですね、189円と5.4倍ぐらいの上昇しているんです。そうした中でですね、今原油価格の高騰、原油価格の上昇がとまるところを知らない状況の中においてはですね、今後とも配合飼料の値段の上昇というのはますます上昇していく中においては、飼料についてはですね、今後の畜産の振興を考えた場合ですね、何か助成していく方法はないのかどうかですね、お伺いしたいと思います。  次に、福祉行政についてであります。今後の保育所の統廃合についてですね、どう考えていくかね。今の福嶺保育所を廃止し、福里保育所に統合することが、この計画については確かに園児の数が激減している、そして増えるめどが立たないということで、やむを得ない統合計画であると私は思うんですが、その統合した後のですね、跡地利用ということもまず考えていかなければならない状況でないかなと私は思うんですが、どのようにして跡地利用を考えていくのか。  そして、もう一点はですね、今後も引き続き統廃合の計画はあるのか、その点についてお聞かせ願いたいと思います。  次にですね、旧城辺町役場の跡地利用についてお伺いします。旧城辺町時代は、道の駅とか資料館とかいうような活用が計画されていたと思いますが、宮古島市になってですね、どのように考えていこうとしているのか、活用計画があれば、それをお願いしたいと思います。もちろん一部についてはですね、これは学習塾として使っていると思いますが、そのほかの建物についてですね、どのように考えているのか、お聞きしたいと思います。  次にですね、環境行政についてでありますが、これは砂川自治会の排水路の見直しについてであります。今砂川自治会内の国道390号線の改良工事が進んで、きれいに整備され、大変ありがたく思っておりますが、道路が整備されても、逆に排水路の見直しを進めていかないとですね、雨が降った場合、今の排水路では持たなくなり、民家まであふれて、被害を及ぼすおそれがあります。何よりも非常に懸念されるのは、この排水路の行き先ですね、これがですね、イムギャーの公園にある自然の穴ですけども、スムガーと呼ばれておりますけども、その場所がすぐ海に近いということで、前々から海の汚染につながっていくのではないかと言われているのです。道路の整備に伴い、この排水の見直ししないと、イムギャー近辺の海がですね、非常に汚れてしまい、近い将来取り返しのつかないような事態になってしまうと私は思いますが、ぜひこの排水路の見直しをですね、してほしいと考えておりますが、宮古島市で市としてどういうふうに考えておられるのか、その辺について見解を求めたいと思います。  次にですね、これも何回も私は質問しているんですが、新里地区にある旧ごみ焼却施設の解体撤去についてですね、何回も言っているんですが、だめだ、予算がないということだけじゃなくてですね、何かつくって何もできないのに、放置したまま、言ってみたら荒れ地なんですね。そういう形の管理でいいのかどうかね。もう少しフェンスが、だれも入れないような形の体制はとれないのか、その辺についてお伺いしたいと思います。  答弁を聞きまして、再質問したいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   砂川明寛議員の質問にお答えします。  物件補償問題ですけども、裁判の判決によりまして、市は賠償金を支払いましたが、その結果により、不当利得を得た者に対しては、不当利得返還の訴えの訴訟を起こしてあり、市が支払った金品は全額回収する所存であります。また、相手から和解の申し出もありますので、全額回収できるものと思っております。和解についてでございますけども、和解の件につきましては宮古島市が不当利得返還請求の訴訟を起こしており、またその相手から和解したい旨の案が弁護士を通じて提示されております。市の方針としては、和解に応じるには、相手に対して支払いの要求及び条件等の内容を整理し、弁護士を通して調整を図っていきたいと思っております。  下地島空港の利活用でございますけども、軍事利用容認について。下地島空港の利活用については、民間空港としての利用計画を推進しておりまして、自衛隊や米軍など、いかなる軍事利用にも反対であり、このことは市民の総意であると認識しております。  農業振興会として、サトウキビ等についての考えをただされました。サトウキビは、宮古島市の農業として最も重要な作物であると思います。単独補助金約3億円のうち約42%、1億2,563万5,000円を計上してあります。また、EPAの大会のときも、対策をとっていただきたいと申し上げておりました。サトウキビ増産をする必要があるとのことで、地力アップを図るために、特に堆肥については安価な価格で農家に使っていただいているのが現状でございます。しっかりとサトウキビの増産にも努めていきたいと思っております。 ◎総務部長(宮川耕次君)   保良の市有地の売却後、住民との接触はというご質問でございます。  まず、議決後ですね、6月4日に保良部落会長の要請がありまして、6月24日に副市長ほか4名の職員が保良部落の臨時総会に出席しまして、売却の経緯について説明をいたしました。こういった経過を踏まえましてですね、地元説明会は吉野側から具体的な計画案が提示できる時点で開催することが円滑に進める上では得策ではないかというふうに考えております。いずれにしましても、行政、地元、企業がですね、3者が一体となって意見交換をし、地域の発展に貢献できるような振興を図っていきたいというふうに考えております。  それから、保良部落会を初めとして、吉野、七又、新城、皆福の福嶺学区の5自治会の連名によりまして、10月17日、文化財及び希少動植物の調査について要請をいただきました。この要請に基づきまして、教育委員会と連携して、早期に調査を進めるべく、12月補正予算に計上してございます。これまで吉野側とも2回ほどいろいろ接触しまして、現在測量をやっていて、そしてマスタープランの見直し、あるいはまた実施計画等々行いまして、2年以内にきちっと着工できるようなことをですね、申し合わせております。  それから、地元の振興策はというお尋ねでございます。これにつきましては、リゾート開発協定書の中で雇用の確保ですとか、産業振興への協力、農水産物の供給など、地元を優先するというふうに協定書の中でうたっておりますので、具体的に計画ができ、あるいはまた地元の説明がなされる時点で、こういったことははっきりしてくると思いますので、今のところは特に示されておりません。 ◎福祉保健部長(上地廣敏君)   まず、保育所の統廃合でありますけれども、平成20年度に議員ご指摘のように福嶺保育所を廃止して、福里保育所に統合いたします。今後につきましては、平成21年度に、施設の老朽化等もありますが、東保育所と東川根保育所、いずれも昭和43年、46年の築でありますが、この2カ所を統合したいというふうな計画をいたしております。  また、統合後の福嶺保育所の活用、後利用でありますけれども、地域の活性化につながるようなですね、福祉施設として活用できるように努めてまいりたいというふうに考えております。  それから、旧ごみ焼却施設、いわゆる新里地区にあります解体撤去でありますが、環境汚染の防止面からも早急に解体撤去の必要性は認識をいたしております。工場周辺の環境調査につきましては、現在委託契約を締結して、今年度中には実施、報告できるものと考えております。また、解体撤去につきましては莫大な費用がかかるというふうに考えておりますので、そのために環境保全基金を創設いたしまして、指定ごみ袋制実施に伴う歳入の一部を基金のほうに積み立てをしまして、早いうちに解体撤去工事ができるように努めてまいりたい。その間につきましては、環境保全課のほうで巡回を強化して、適切な管理に努めていきたいというふうに考えております。 ◎経済部長(宮國泰男君)   農畜産業振興についてでございまして、その中の畜産振興ということでございます。  先に配合飼料の値段が上がっていて、非常に圧迫しているのではないかということでございますけども、確かに平成17年度から比べますと、議員おっしゃるとおりの数字に近いもんだというふうに思ってございます。ですが、その後のいろんな形の今の牛の価格、やっぱり高値安定という形で取引をされていまして、平成17年から18年、19年とやっておりますけども、やっぱり45万円近い単価を維持しております。その中においてはですね、農家の努力でもって何とかその値上がり分については吸収しているのではないのかなというふうに思っておりますけども、そしてもう一つ、購買者の皆さんからすればですね、少し濃厚飼料の与え過ぎではないのかということも言われておりまして、私どもとしても粗飼料のほうにできるだけ多くしてほしいということを農家の皆さんに申し上げていますし、畜産技術委員会の中でもそのような啓蒙をしてございます。そういうことで、下地明議員にもお答えしましたけども、まだまだ市として濃厚飼料への助成は考えてはおりませんけども、どのような影響が今後出てくるのか、技術委員会であるとか改良組合であるとかですね、その辺と協議をしていきたいというふうに思っております。 ◎建設部長(平良富男君)   砂川自治会の排水路の見直しですけど、この排水路の所有者がですね、宮古製糖株式会社になっております。市の施設でありませんので、ただ環境問題のそういう部分がありますから、ほかの部と調査してですね、対応していきたいと思います。 ◎城辺支所長(饒平名建次君)   旧城辺町役場の跡地等の利用についてでありますが、1階の旧住民福祉課、産業振興課の部分、363平米を年額102万5,000円で農業生産法人へ、そして西側1階の農業委員会の部分、88.09平方メートルを年額25万2,000円で進学塾へ賃貸契約を締結し、施設の有効利用を図っております。契約期間は、それぞれ平成19年4月1日から平成22年3月31日までの3カ年となっております。旧城辺町においては、公文書、民俗資料館として利活用する計画でございました。 ◎地域戦略局長(與那嶺大君)   パブリックゴルフ場の売却についてお答え申し上げます。  売却につきまして、一時閉鎖し、下地島空港等利活用計画書策定後に売却を行ったほうがいいのではないかというご質問でございます。パブリックゴルフ場の土地利用につきましては、宮古島市並びに沖縄県の利活用計画との整合性を保つことが望ましい形ではありますが、残地の大部分の地権者であります沖縄県の方針決定までには期間が相当かかることが予想されます。その間、宮古島市の起債の元利償還金、そして固定資産の償却などが宮古島市の財政に負担をかけることが予想されますし、それからゴルフ場の経営が好転することも現在の予想では望めない形になってございます。また、宮古島市の行財政改革推進本部の方針や企業数社が開発の意向を示していたことから総合的に判断しまして、下地島空港等利活用計画書の策定に先立ちまして売却を決定した次第であります。なお、現在策定中であります下地島空港等利活用計画書につきましては、ゴルフ場の利活用との整合性を図りながら、関係機関と協議を行い、策定していきたいと考えています。 ◆砂川明寛君   それでは、再質問をしていきたいと思います。  まず、保良の市有地開発について、土地の開発についてでありますけども、今計画は全くなされていない、説明会も全くなされていないと。振興計画については、ましてや全くしていないと、計画されていないという総務部長の答弁でありますけども、私はこの保良市有地売買についてはですね、何度も質問をしてきました。この一帯は、まさに宮古では唯一、これからもないだろうというすばらしい景勝地であるということはだれもがわかっておるんですが、ここで先代の方々がですね、本当に暮らし、はぐくんできた地域の方々にとってはですね、格別な思いがあると私は思います。それで、反対もあったし、賛成もあったんじゃないかなと思うんです。そこを今開発するわけですから、どうしても地域の振興ですね、そしてどのように振興していくかということは、私は売った市としてはどうしても最後まで地元優先の形のですね、そして地元の方たちとのどういうふうに地元を振興していこうかということについてはですね、ぜひともこれから企業とも話し合いをしましてですね、ぜひともいい方向で話し合いを進めるべきじゃないかなと思いますけども、その辺についてですね、もう一度質問したいと思います。  次に、物件補償問題についてでありますけども、和解については市長は受け入れるか受け入れないか、まだ検討中であると言っておりますけどもですね、まず和解をする、しないは別としてもですね、市長、あなたは今もし和解した場合、この任期中に本当に1,261万円余ですか、それがあと2年しかない任期中にですね、しっかりとした住民にこの解決が1,261万円余をですね、本当にこの宮古島市の何も迷惑をかけないで、とれるのかどうか。市長もですね、任期もあと2年もありません。次、通るかどうかはわかりませんけどもね、ですから今だけのものではね、市長、責任逃れにすぎないと。しっかりそういう形でですね、どうこれを最後までとれるか、本当に市民はこれが一番の問題だと私は思うんです。市長は、1,261万円余ものお金をですね、市長の命令によって払っているわけですから、これについて本当に迷惑をかけていないとかね、そういう言葉では私は住民は納得しないと思っておりますので、しっかりという形でですね、これについては今断言していただきたいなと思いますけども、ぜひとも市長ね、市民が今求めるのは本当に在任中にですね、この責任をどうしていくかということだと思います。その辺についてもう一度ですね、市長の見解を求めたいと思います。  そして、下地島空港についてでありますけども、これはまずパブリックゴルフ場というのはですね、やっぱり今答弁がありましたとおり、下地島空港利活用等はですね、何年もかかると。何年もかかるというのはですね、この進めるうちにはどんどん、どんどん切り売りした場合ですね、その全体の計画ができた場合に本当に問題にならないのかどうか。切り売りした場合ですよ。その辺についてですね、支障を来さないのかね、その辺についてもお伺いしたいと思いますが、もう一つはですね、逆に切り売りした場合、今の企業が何についても優先していくんじゃないかとね、そういう問題が起きてくるんじゃないかなと思いますが、その辺についてもう一度お尋ねをしたいと思います。  次に、下地幹郎衆議院議員の発言についてでありますけども、軍事利用については下地島空港は絶対に使わせないというのが伊志嶺亮市長の今の答弁でございましたけれども、だったらですね、なぜ今、これ新聞で去った11月の21日で載っていたようにですね、なぜ何とも抗議しないのか。要するに米軍機能、使用をここに持ってこようという発言をしているのに、なぜ黙っているのかね。抗議もしないですか。その辺についてですね。それにですね、市長ね、下地島空港は自衛隊も米軍機も絶対に軍事利用は許さないと言っておりましたけどもですね、市長は去った6月か9月の議会でですね、自衛隊については軍隊ではないというふうな発言をしていると思うんですが、その辺の整合性ですね、その辺についてもう一度市長にお伺いしたいと思います。  次に、サトウキビの新価格制度についてでありますけれども、朝の質問でも下地明議員が言っておりましたけども、私たち保守系議員団はですね、11月26日にJA会館に行っております。もうせっぱ詰まっておりますからね。そこでどういう話し合いをしたかといいますと、いろいろな話し合いをしたんですけども、鹿児島はJAが、いろいろ違うとこもあるんですが、JAが立てかえていると、今度から立てかえますという話が聞こえたんです。それで、今の12月7日の会見となったわけですよね。宮古島市長として、農業振興の振興会の会長としてですね、しっかりと農家の現状を把握していないというのが今の宮古島市の農政ではないかなと私は非常に危惧するわけです。もっとですね、農家がサトウキビに頼っている部分、どういうふうにしたらサトウキビが振興がうまくいくか、これからもですね、安心してつくれると言われるのか、これが非常に私には理解できないところがたくさんあります。市長ね、市長は今までの答弁でですね、何回も何回も行ったと、要請に行ったと、要請したと言っておられますけどもね、実際何月何日にどういうふうな形で、そしてJAだったらJA、国だった国ね、県だったら県に要請したのか、できましたら詳しくお聞きしたいなと、お聞かせ願いたいなと……                 (「ないよ」の声あり) ◆砂川明寛君   思っておりますけども。市長ですから、要請に行くんでしたらちゃんとした要請あるいは日付、それはちゃんとできていると私は考えて質問しておりますので、どうかですね、これについて何日にどういう形で、そしてどこに要請に行ったということをですね、ここでちゃんと話していただきたいなと思っております。  次にですね、福祉行政についてでありますけども、福祉行政についてはですね、東川根保育所、あるいはまた東保育所ね、その辺が合併すると。どんどん今から合併、統廃合は進んでいくんじゃないかなと、計画はね、思いますけども、この計画を進めていくにはですね、どうしても経費がかかるからという考えが私はあると思うんですが、経費を削減して考えていくならばですね、私は民間委託も視野に入れて、そしてそのように考えていったらどうかと思いますが、その辺についてですね、もう一度ご答弁を願いたいと思います。  そして、旧城辺町役場に関してはですね、年間に25万2,000円とか年間に102万5,000円とか、そういう利活用、貸して利活用しているということでありますので、それについてはご答弁は要りません。ぜひこのようにして、今からの公共施設の余った部分はですね、そういうふうに利活用して、一つでも宮古島市のために使ってほしいなと、使っていければなと考えております。  次に、観光行政についてでありますけども、これは砂川の自治会の排水路というのはですね、もう本当に宮古島市のもんではないといって、宮古製糖株式会社のものだという話でありますけども、宮古製糖株式会社のものだから、逆に指導していくべきなんです。指導していかないとですね、これ近い将来ですね、取り返すことのできないようなイムギャー公園あたりの汚れた海になるということで、私はぜひともこれはですね、県もかかわってくると思いますので、その辺についてですね、ぜひとも調整を重ねてですね、きちんとした形の措置で、この排水路をつくってほしいなと思っております。これ要望にしておきます。  以上ですね、答弁を聞いて、また再々質問をしたいと思います。 ◎市長(伊志嶺亮君)   砂川明寛議員の再質問にお答えします。  まず、不当利得の件でございますけども、今相手が和解を申し入れております。1,239万3,500円を返金する義務のあることを認めるということと、それからこれを何回かに分けて払いたいということを言っておりますので、今弁護士に言っているのは、もうこれをなるべく早く、長い時間かけないで返すように交渉を弁護士にお願いしているとこであります。  それから、自衛隊は軍隊ではないと申し上げましたけど、憲法上、軍隊が日本に存在することはあり得ないということでございます。  また、サトウキビ作についてでございますけども、サトウキビに対して余り関心がないんじゃないかということでありますけども、サトウキビに関しては平成18年度決算で、サトウキビ農薬補助が7,873万円、サトウキビ収穫期の機械化補助が2,162万円、サトウキビ共済加入が413万円、野鼠航空防除が2,114万円等とサトウキビに関してもしっかり取り組んでおりますし、また安価な価格でトン当たり3,000円ということで農家に堆肥を提供しております。また、新価格対策等については、EPAの大会のときにもJA沖縄中央会の方に申し上げましたし、また農業振興会の副会長であるJAおきなわ宮古地区本部長等もしっかりと要請に行かせたりしております。 ◎総務部長(宮川耕次君)   保良住民等のですね、地域の振興のため、企業と話し合う気はないかというご質問でございます。  これにつきましては、これまで3者でですね、話し合っていこうということで、いろいろ努力しているところであります。そして、引き続きですね、特に計画がですね、具体化した時点で、やはり地元住民、行政、企業が一体となって意見交換しながらですね、そういった協定書にうたわれている地元の優先ということで、これが最大限に生かされるよう、私たちも心を尽くしていきたいと思います。よろしく。 ◎福祉保健部長(上地廣敏君)   当然保育所の統廃合につきましては、現在でも行財政改革で進行中であります。その中で当然民間委託についても視野に入れて、検討を進めていくということになろうと思います。 ◎地域戦略局長(與那嶺大君)   下地島の残地の売却につきましては、利活用計画に支障が出るおそれもあることからですね、切り売りについては宮古島市としては考えてございませんし、県ともそのような方向で調整していきたいと考えてございます。  それから、開発に際してゴルフ場売却の事業者のほうが優先されるべきかというご質問でございますが、全くそのようなことは考えてございません。ただ、ゴルフ場の今後の利活用の方向性を現在策定中の下地島空港等利活用計画書に生かしていくべき道筋というのは県とも調整を行いながら考えていきたいと思ってございます。 ◆砂川明寛君   まず、保良の市有地売買についてはですね、どうしても地元の方々との調整というのはやっぱり責任を持ってですね、宮古島市がちゃんとした形で地元の振興のために、ぜひとも雇用の問題とか、たくさんあるわけですから、それについては宮古島市が責任を持ってですね、最後まで計画を立てていただきたいなと思っております。  次にですね、物件補償問題についてでありますけども、そして和解にね、ついてでありますけども、今市長は何回かに分けてやっていきたいと、責任逃れのようなことを言っておりますけども、市長ね、何回も何回もそうやって分けてこれをとるというのはですね、もう2年の任期では私はできないんじゃないかと思うんですが、だれがこの責任をとるんですか。2カ年もですよ、あと2年しか任期はないわけですから、じゃ市長ね、もう一度だけ市長にお伺いしますけども、あと任期中に必ずこれは解決できるものと思うのかどうかね、この辺についてもう一度質問したいと思います。  次にですね、サトウキビの新価格制度導入についてでありますけども、どうしても宮古ではサトウキビ振興がなくてですね、農業の振興もないと私は今のところは考えております。ですから、どうしても宮古島市の経済とか農業振興はですね、宮古島市のサトウキビをどうしても成功させなければならないと私は強く思っておりますので、どうかこの辺についてはですね、しっかりとした農業振興会の会長でもあられる伊志嶺市長ですから、しっかりした形でですね、これから要望なりしていければなと思います。  最後になりますが、今年もいよいよ残りわずかとなってまいりました。私たち行政に携わる人たちはですね、今年も振り返りますと、職員のミスや不手際、そういった年がなるんじゃないかなと思いますが、それでもですね、市民の目線に立って、そしてミスはミスとしてはっきり認めながら、そしてどうやれば行政がうまくつながっていくのか、それをですね、しっかりと見据えた行政を、市民に開かれた行政でやっていければなと強く要望しながらですね、私の一般質問を終わらせたいと思います。どうもありがとうございました。 ◎市長(伊志嶺亮君)   不当利得については、相手は支払うべき義務があると認めております。ですから、弁護士に今言っているのは、これをなるべく私の任期中に完済するように交渉してくれと、そのように申しております。  それから、農業振興については、農業振興会の会長としてしっかり取り組んでまいります。 ○議長(友利惠一君)   これで砂川明寛君の一般質問は終了いたしました。 ◆仲間明典君   通告に従いまして一般質問をいたします。大きく分けて4点ほどですが、所見と、それから質問の理由というかですね、背景、それを含めて質問いたします。  まず、その前に、トゥリバーの売却、おめでとうございます。ただ、トゥリバーが売れたから、それでいいというのではないと思います。山積する課題はたくさんあります。新ごみ処理施設の問題、それから葬斎場の問題、そして下地島空港の問題、行財政改革、特に宮古島がどのように充実していくかと、その辺を踏まえて、もう一度行政はしっかりとやっていただきたいと思います。  まず、1点目、産業の振興についてであります。今まで宮古は、公共投資型、つまり消費に依存をした経済構造をしていると、それから脱却をしないことには、宮古の今の不況というか、不景気は解消できないんじゃないかと。そのためには、まず1点目に新しい産業、1次産業とか、あるいは2次産業、あるいは観光産業、そういったものを含めて、特に1次産業の振興で2次産業、製造業がそれを下支えして、外貨というかですね、ほかのところから金を稼ぐと、そういう政策が必要なんじゃないかというふうに考えます。それと、21世紀にふさわしい自治体としては、やはり国際化、それを抜きにしては語れないと、そういったものを背景にして、水産業の振興をちょっと質問いたします。  まず、四、五日ほど前の新聞だったんですが、農業関連の宮古の粗生産額は138億円だと。水産業の粗生産は去年9億5,000万円ぐらいしかない。海がたくさんあるのに、なぜ9億5,000万円しかないかと。これは、行政のバックアップが弱いんじゃないかと私は思います。私なりに水産業の振興を抜本的にどうしたらいいかというと、5点ほどあると思うんですが、まず1点目は産卵をしている場所、そういったところの資源を管理する必要があると。2点目は、生活雑排水を含めて海洋汚染の改善と、それから自然保護ですね。3点目は製造業です。かまぼこはもちろんありますけど、ほかにもたくさんあります。特に離島フェアで、30日に離島フェアをちょっと見たんですが、いろんな島々、いろんなものを特産品としてつくっていると、そういった製造業を支援する必要があると。4点目に、とる量を増やすと。とる量を増やすには、それはパヤオとか魚礁とか、そういったものをきちんと整備をする必要がある。海藻とかも含めてですね。5点目に、流通の整備、特に販売ルートの確立と販売方法の検討ですね、これが必要なんだろうと思います。そういった背景で水産業の振興について質問します。  まず、伊良部漁協の製氷施設についてでありますが、これは私も一緒に水産庁まで行った手前上、余り細かいことは聞きませんが、それに佐久本議員も質問していたので、割愛をしますけど、ただ行政として要請をすべきはしっかり要請をすると。それから、もう一つは、国や、あるいは県との調整ができた場合に、補正予算であれ何であれ、市としてはきちんと取り組んでほしいということです。  それと関連をしますが、製氷施設をつくる場合においても、漁獲量が相当数伸びないことには、今の規模の製氷施設をつくるのは難しいと。そうなると、パヤオの増設が必要だと。  それから、もう一つは魚礁、パヤオというのは遠いですから、表層魚をねらうわけですから、カツオ、マグロ、シイラとかですね、ただ今度は近辺の魚礁ですね、最近魚礁は安くうまいのができるということで、その魚礁に海藻をくっつけてできるような魚礁が開発されているみたいなんで、そういった魚礁の設置は検討してもらえないかどうか。  それから、もう一つ、さっきも述べた管理型漁業の推進なんですが、管理型漁業というのは今佐良浜と、それから平良と池間の漁師たちはパヤオの南側にある魚の産卵地域がありますね。結構あります。そこを隔離をしてですね、5年でも6年でも10年でも、1年でも2年でもいいんだけど、要するにそこを入らないようにというかね、きれいに管理をして、3漁協と調整をして、行政が指導して、そこからもう卵が生まれる時期は入るなとか、あるいは5年間はもう全く入るなとかですね、そういう協定ができないものか。そうすれば、産卵しますから、当然これ魚は増えるわけですね。今資源を漁師がみずから滅ぼしているというか、そういう感がしているんで、その辺も検討していただきたいと。  次、3点目、今これは直接水産業と関係ないんですが、佐良浜漁港の船着き場ですね、あそこ夜街灯がないんですね。夜歩いていると、これひき殺されるんじゃないかと思うぐらい暗いですね。だから、街灯もきちんと設置してほしいと。  それから、漁師が向こうで船揚げドックがあるんですが、向こうで例えばペンキをはぎ落とすとか、いろいろやるのにどうしても電気設備が必要らしいんですが、電気設備がないと。それで、発電機を持ってきて、やっておる。だから、その辺も整備をしてほしいと。  それから、もう一つ、佐良浜スポーツセンターと売店の間の道路ですね、あそこ、この前お願いをして、修理をしたんですが、まただめになっているんで、きちんと整備をしてほしいということです。  それから、4点目、これは伊良部架橋に伴って、先程佐久本議員も言っていたんですが、佐良浜は裏側になる可能性があると。下地島まで一直線に行くわけですから。そこで、道の駅ですね、橋げたというか、橋のつけ根というか、そこに道の駅をつくってほしい。その計画はあるのかないのか。それは関連をするんですが、総合センターですね、佐良浜の総合センター、あそこも例えば海の博物館とかカツオの博物館とか、そういったものでやれば、それもおもしろい活用ができるんじゃないかと、これはすぐできるんじゃないかと思うんですよね。これは、次のものにも関連するんですが、これが今のものですね。  次は、文化振興についてでありますが、現在博物館、職員は臨時職員を含めて1,350名ぐらいいると。その中で博物館はどうもないがしろにされているんじゃないかという私の感があるんですが、大体例えば国指定文化財が13ぐらいあって、県指定が14ぐらいあって、史跡が54、名勝、天然記念物が23あって、たくさん文化財があります。それは、文化振興課が一手に引き受けてやっておるんですが、そのバックアップとしてですね、宮古にはかけがえのない文化や歴史や言葉や、いろんなのがあります。そういったものを今きちんと整理をしないと、後で取り返しのつかないことになるというのがたくさんあります。これだけ職員がおるんだから、育てるという意味も含めてですね、博物館の管理運営、学芸員とか専門員とか、そういったものに割り振りできないのかどうか。旧市町村には文化財を担当していた職員がたくさんいます。その中で目ぼしいのをピックアップをしてですね、そこに充てると。今やらないと、取り返しのつかない文化というのはたくさんあるわけです。それと、伊良部には直下型のアブがあります。その中には埋蔵文化財がたくさんあります。骨とかですね、恐らく県内で最も多いんじゃないかと思います。人骨も出るし、ナウマン象も出るし、たくさん出ます。そういったものを含めてですね、きちんと調査研究をして、残すべきじゃないかというふうに思います。  次、宮古病院と民間病院、救急診療所の現実的対応ということなんですが、これは例えばですね、県に宮古病院を早くつくってくれという話をどんどんやっても、それは県が腰を上げんことにはどうしようもないと。しかし、現実問題として老朽化は進んでいると。じゃ、万が一それがパニクった場合どうするかと。それは県の責任だから、できませんということは言えんわけですね。そこまで現実的な対応する必要がある。じゃ、その方法としてどういったのがあるかと。宮古病院と、それから現在の民間病院の持っている機能ですね、それから救急診療所、そういったものを含めて、整合性を持たせてですね、住民にそれを周知徹底させると。そうすれば、74億円の国民健康保険も減るんじゃないかと思います。つまり今簡易救急にしても宮古病院に連れていっていると。そうではなくして、これは民間病院の内科なら内科、外科なら外科、整形なら整形というふうに住民にきちんと浸透させてですね、現実的な対応する必要があるんじゃないかと思います。それについてもお答えをお願いをします。  次、これ前も言ったんですが、サバ沖公園の墓地化ですね、墓地公園化、これは私単独で自然保護課行ってお願いをしたんですが、これは非常に可能だということでありますので、大体伊良部で年間40名ぐらい死ぬんですが、そのうち割り算をして、佐良浜で大体20名ぐらいお亡くなりになります。4カ年に1回うるう年ですから、80ぐらい4カ年に墓が必要になります。今の状態で野放しでいくとですね、これ大変なことになるんで、伊良部だけじゃなくして、宮古全体ですね、そういった墓地公園というか、そういったところ指定をして、あっちから行っても墓、こっちから行っても墓みたいなことはしないようにですね、きちんと計画を立ててやってほしいと。ただ、早急にサバ沖公園はやっていただきたいというふうに思います。  次は、先程から出ているんですが、下地島空港と残地計画の方向性なんですが、これは視点を10本ぐらい思うんですが、まず下地島の背景としてですね、きのうですかね、市長台湾にも行っていたし、私も行っていたんですが、中華航空が宮古との定期便というか、それを検討しているという話がありまして、その辺も情報としてきちっととらえてですね、要請なら要請するという方法、これ1点目ですけど。  次は、国際公共財としての位置づけですね。それから、宮古空港との関連性、それから東南アジアを中心とした国際的な動向、これは今年の7月11日にシンガポールで福田康夫総理が2015年にはASEAN共同体というのをつくるんだと、そういう宣言をしていると。そういったASEAN共同体、10カ国でつくるみたいですけど、そういうASEAN共同体の中で東シナ海経済圏域というのはどういうふうな位置づけになるかと、その中で中心になるのはやはり下地島だろうと。その中で必要、不必要にかかわらず、米軍さんとの問題は、これは避けて通れないと。これは、入れる、入れないということは別としてですね。それから、アジアゲートウェイの中でどういうふうに組み込んでいくかと、これは物流の観点からもそうなんですが、国際的な物流の動きをつかまえる必要があると、これは運輸省なり、その辺からうまくとればとれると思うんですけど。  それと、もう一つは、この前東京行ったときにちょっとアイデアとしてもらってきたんですけど、大学のですね、航空学部、それを下地島に全部入れたらどうかと。これも国際的なものを入れたらおもしろいんじゃないか。今法政大学とか桜美林とか東海大とか、いろんな大学が東南アジアあるいは国際的なパイロットとか航空関係者の需要に備えてですね、航空学科をつくっていると。新しい大学をつくってぶち込むと非常に面倒くさいんで、今ある大学の航空学部をそのまんま下地島の残地に持ってきたらおもしろいだろうと。実際、中国ではやっているみたいですね。そういうふうな活用すれば、非常におもしろい、1本の大学よりも、大きい規模で学生を集約できると、そういう発想もあるんじゃないかと。  それから、国際公共財としての管理、例えば救急救援物資とか、それからシーエスワンかな、そういったものに関してもですね、これは管理はですね、自衛隊がやっているんですよね。自衛隊の平和活動という部分があると。その辺については、どのようにお考えなのかということですね。それと絡めて、土地、これは国土利用計画とか、そういった大きい利用計画の中で都市計画法絡めてやっていると思うんですが、そういった流れの中でどういうふうに今進捗をしているのか、その辺についてお伺いをいたします。よろしくお願いします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   仲間明典議員にお答えしたいと思います。  宮古病院の件ですけども、宮古の休日夜間救急診療所は休日夜間の1次救急医療を役割として開設され、平日が午後6時から午前零時まで、日曜、祝祭日が午後2時から午前零時まで診療しています。隣接する宮古病院の救急室も24時間体制で受け付けており、救急診療所で処置できる比較的軽症の患者も宮古病院へ流れる傾向が続いている現状であります。宮古病院の救急室は、どうしても重症の患者を優先的に診るので、軽症の人が行くと、やっぱり2時間も3時間も待たされてしまうという時間的、精神的な負担を患者は負うことになります。現状を回避するため、宮古休日夜間救急診療所運営委員会でも議題として取り上げて、その対策について協議を行い、市民の1次救急を担う診療所の役割、必要性についてまだまだ周知徹底がされていないということで、宮古病院と救急診療所の役割分担を救急室内での指導あるいは広報活動あるいは宮古病院敷地内の案内板を設置して、ここは重症だけだよということをね、皆さんに知らせるとか、行政チャンネルでの広報、各種の予防接種を行ったりすることで、救急診療所の利用価値を高めるという等を積極的に進めていくべきじゃないかなと考えております。  下地島、宮古島空港の利用ですけども、先程仲井眞知事が台湾に行きまして、中華航空の定期便を飛ばしたいということをおっしゃっておりました。昼休みに今日砂川佳一県議から電話があって、これはもう宮古としてもぜひみんなで要請しようということを言っておりますので、これも早目に定期便について要請していきたいと思っております。 ○議長(友利惠一君)   どうぞ元気よく、答弁の奪い合いしてでもやってくださいよ。 ◎伊良部総合支所長(垣花恵君)   パヤオ設置についてでありますが、伊良部漁協における魚類水揚げの約70%がパヤオからの漁獲高であります。パヤオの設置、管理は、伊良部地域の水産業にとって大変重要なことと認識しております。現在宮古海域のパヤオは、県設置が7基、漁協設置が6基設置されております。平成19年度には中層3基、21年度から23年度までに計画としまして3基の設置を予定しております。また、伊良部漁協においても、流失パヤオの代替を2基設置しております。食料自給率の向上、それから漁業関係団体の所得向上のためにも、増設の推進を図ってまいります。  魚礁設置につきましては、近年温暖化の影響、沿岸の水質悪化等によってサンゴが減少しており、好漁場海域においても漁獲量が減少してきております。これまでも県、市が人工魚礁を設置し、漁場の保護、再生に取り組んでまいりました。今後とも継続的に人工魚礁の設置を行い、海域に適した集魚効果の高い人工魚礁の設置、新しい試みとしまして藻場等の整備を推進してまいります。  管理型漁業の推進については、近年さまざまな要因から水資源の減少傾向が進んでおり、伊良部漁協においても漁獲量の減少で漁業者の所得に影響が及んでおります。今後水産資源を保護していくためにも、現在漁業規制が行われている水産物以外にも規制を設け、管理型漁業の推進を行っていくことによって、産卵期における集合度の高い魚種等の禁漁期間及び海域の規制等を取り決めていくためには、今後各漁協、関係機関と協議を行い、資源管理に向けた協定作成を推進していく所存でございます。  佐良浜漁港客船着き場の整備につきましては、平成16年度から平成18年度に新漁村コミュニティー基盤整備事業で船舶待合所、周辺整備、アーケードを設置しております。現在道路の一部がアスファルト未舗装であるために、車両通行に支障を来しておりますが、平成20年1月中に工事発注を行います。  街灯については、船舶待合所の駐車場に4基設置しております。最近、待合所東側の駐車場が利用車両が多くなり、駐車場が広範囲に広がってきていますので、県と協議し、検討していきたいと思っております。  電気設備については、現在、東の浜ドック場まで配線されております。  次に、サバ沖公園の墓地公園化の推進状況についてのご質問でございますが、平成7年9月に伊良部島と下地島のほぼ全域は県立自然公園として指定されており、ご質問のサバ沖公園は県立自然公園サバ沖園地公園広場として沖縄県の直轄事業で平成8年に園地広場等9,856平米、休息所2カ所75平米、トイレ18平米等が整備され、現在宮古島市が公園施設維持管理委託業務を受けているところでございます。現時点で指定の解除及び区域の変更がございますが、現時点での墓地公園化は難しい状況にございますが、伊良部地区に限らず、宮古地域全体の問題として、墓地のあり方等について検討する必要があると考えております。 ◎地域戦略局長(與那嶺大君)   下地島空港の利活用についてのご質問でございます。  議員からご指摘のありましたように、県のアジアゲートウェイ構想やですね、2015年に誕生しますASEAN共同体、それによっては物、人の流れがアジアの方向に、東アジアの方向に向かうことが予想されるところでございます。  それから、大学の航空学部の設置につきましては、現在既に桜美林大学と東海大学がアメリカ本土のほうで航空機の実地訓練をやってございます。法政大学につきましては、来年度、福島空港で訓練を予定するという計画であるということをお聞きしてございます。  それから、中華航空の乗り入れにつきましても、国際的な公共財産としての下地島空港の利活用を目指すべきだと考えてございます。  いずれにしましても、これらのことを総合的に考慮しながら、下地島空港等利活用計画書の策定については県とともに関係機関と調整しながら策定をしていきたいと考えてございます。計画の方向性につきましては、下地島空港建設の歴史的経緯を踏まえながら、平和的な利活用並びに空港機能と連携した残地の有効利用を図る地域振興策を推進してまいりたいと考えてございます。  進捗状況につきましてはですね、9月末に下地島空港等利活用計画書策定業務委託契約を締結しまして、現在は地元のワークショップあるいは専門家の意見聴取、そして教育機関等へのヒアリングを進めているところでございます。議員ご指摘のように、下地島空港を取り巻くいろんな動きに宮古島市としても注視をしながら、こうした情報を整理しながらですね、宮古島市民からも広く意見を聴取しながら、下地島空港等利活用計画書の本年度策定を目指して取り組んでいきたいと考えてございます。 ◎建設部長(平良富男君)   伊良部架橋に伴う道の駅、橋詰広場の整備についてお答えします。  伊良部架橋の事業主体は沖縄県であります。県としては、整備していく方針でありますが、現在のところ用地の確保が困難な状況でありますので、今後関係機関の協力を得ながら進めていく方針でございます。 ◎総合博物館長(下地利幸君)   博物館の管理運営、専門員、学芸員等の人員増についてのご質問でありますが、宮古島市総合博物館は宮古の自然と風土をメインテーマに、歴史、民俗、美術工芸、それから自然科学の4部門を扱っておりまして、開館以来特別企画展等を実施しまして、市民のニーズにこたえてきております。人員の配置状況ですが、歴史、民俗部門に学芸員2人を配置してあります。それから、自然科学部門につきましては嘱託専門員を1人配置しまして、現在3人体制となっております。学芸員、専門員の増員ということにつきましては、総合博物館としてしっかりした管理運営体制ができるよう、これからも増員を含め、適正配置に努めてまいりたいと考えております。 ◆仲間明典君   まず、これは答えなくて結構ですけど、3人でですね、博物館というのは研究とか調査はできると思いますか。ほかのところには1,350名ぐらい人間がおるんですね。市長、これはきちんと配置をしていただきたいと思います。特に宮古、八重山はですね、古文書とか、そういったちゃんとした背景になる書物が少ない。だから、今あるものをきれいに洞察をしてですね、掘り起こしていかないかんという難儀なものがあります。だから、専門員とか学芸員はですね、今から鍛えても研修をさせても十分だと思います。職員をきちんと配置をして、かけがえのない宮古の歴史と文化をですね、後世に残せるようにお願いをしたいと思います。  それから、下地島の問題なんですが、下地島はですね、好むと好まざるにかかわらず、私は防衛省にちょっと行ったんですが、避けて通れない部分があると。だから、その辺では平和利用なら平和利用でですね、姿勢をきちんとですね、宮古島市が持つ必要があると思います。  以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(友利惠一君)   これで仲間明典君の一般質問は終了いたしました。  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  ちょっとご相談しましょう。休憩してから。                 (「はい」の声あり) ○議長(友利惠一君)   暫時休憩いたしまして、20分休憩しましょうか。                 (「はい」の声あり) ○議長(友利惠一君)   20分休憩いたしまして、再開いたします。                                     (休憩=午後3時24分)  再開いたします。                                     (再開=午後3時44分)  休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。 ◆新城啓世君   私の信頼する砂川明寛議員の恩師であられます下地恵吉新教育長のご就任に心からお祝いを申し上げます。先ごろのインフルエンザ予防接種問題で露呈しましたように、部内にもいろんな不協和音があるようでございまして、混乱が予想されます宮古島市教育界の中心としまして、トップとしまして、健康に留意され、教育界の発展にご尽力賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、通告に従いまして一般質問を行いますが、実務的な数字を求めるような質問ならともかく、要請を進めるに当たっての理念的な質問には市長は即答できると思いますので、よく聞いていただき、明確な答弁をお願いしたいと思います。  それではまず、市長の政治姿勢についてお伺いします。市長の政治姿勢の中で、施政方針でうたわれた経営型行政についてお伺いします。市長は、平成16年度平良市施政方針の中で、経営型行政を重点施策として述べられました。経営型行政は、現在でも伊志嶺市政の根幹をなす施政方針と理解した上で質問いたします。伊志嶺市政における経営型行政とは何か。そして、これまでどのような取り組みをして、その実績、成果はどのように市民生活の向上に役立っているのか。さらに、現在の取り組み状況と今後の取り組み、そしてその成果がどのように市民生活の向上に期待できるのか、お答えいただきたいと思います。  次に、緊迫財政に対する市長の姿勢について伺いますが、財政逼迫の折、補助率の低い公園用地の購入は控えるべき、少なくとも必要最小限度に抑えるべきとの指摘を毎年受けてきたパイナガマ公園用地ですが、平成18年度で7,000万の当初予算が決算では目内流用で1億4,000万出費されております。目内流用は、議会の議決科目にないとはいえ、流用することが適切でないと認めるものについては制限を加えることは差し支えないと言われております。そこで、伺いますが、財政が逼迫している中で7,000万の公園用地購入への流用を適切と認めた理由は何か、市長、お答えいただきたいと思います。  それから、今回もまた法令違反の問題が出ましたけれども、今回の件について市の顧問弁護士はどのような見解を示しているのか。そして、市長は議会に追認を求める意向のようですが、追認を求めることのできる法的な根拠もしくは事例について示していただきたいと思います。さらに、下崎の法令違反、これは追認されることなく、契約解除、前納金返還となったことは記憶に新しいわけですが、今回は市長もお認めになりました不正な公金支出の追認を議会に求める形になります。宮古島市議会が議会の権能に準じた場合、補助金の返還という市民にとっては重大な不利益な事態が発生するおそれがあります。宮古島市議会は、正義を貫くか、市長の不正を黙認して市民の不利益をとめるかの選択を迫られることになるわけですが、そのためには市長のそれ相応の担保が必要となってまいります。市長が1億4,000万円の不正支出を一たん返還するか、市長職を辞するくらいの大きな責任問題になると思いますが、議会に法令違反行為を追認させるための市長の担保は何かをお聞かせいただきたいと思います。  次に、ある市民が市長秘書課は市長の旅行代理店かとやゆしておりましたが、新聞に出てくる市長日程で市長出張が余りにも多過ぎないかとの指摘です。そこで、伺いますが、平成18年度から市長出張の目的、随員、費用、その成果等について、さきに要求しております一覧表での説明を求めます。  公社職員については、先程の質問、答弁がありましたので、割愛いたします。  ただ、平成19年度の職員採用最終合格者が発表されておりますが、管理栄養士が1人、救急救命士が2人合格しております。この職員の合格に至るまでの経緯の説明をお願いいたします。  次に、市長におかれましては不愉快な質問になるかもしれませんが、群馬県の知事が退職金を支給しない条例の制定を求めました。県には9,600億円の債務があり、財源的に厳しいので、辞退するというのがその理由ですが、三重県や長野県も退職金を辞退するようです。ある村の村長が村の財政の厳しさを見かねて退職金を村に寄附しようとしましたが、公選法に触れるという問題が生じたといいます。あらかじめ特別職の退職金を支給しない条例を制定すれば全く問題はないわけですが、お伺いいたします。  市長の退職金が支払われる根拠、退職金の意味と仕組みについて。  次に、今期任期いっぱいで退任された場合の退職金と過去に受け取られた退職金総額。  そして、兵庫県の4市町の住民アンケート調査をした結果では、特別職の退職金は98%が見直すべき、廃止すべきと答えたといいます。そもそも市長が4年間の任期が終わるごとに退職金を受給していると知っている市民はそれほど多くないようであります。そこで、市長の退職金を支払わない条例制定案を提出する勇気ある決断はできないか、お伺いします。  昨年、合併前の公用車がほこりをかぶっているのを見かねて公売に付すことを進言、行きがかり上応札した結果、落札してしまいました。旧上野村の公用車だった高燃費車は、私のにわか車庫でほこりをかぶったままであります。そこで、気になるのは、以前にも指摘しましたように、宮古島市の高燃費の公用車の存在であります。トゥリバー土地売買代金のおかげで持ち直したかに見える宮古島市の財政は、まだまだ予断を許さない状況だと思いますが、現在の市長、議長の公用車は借金自治体の宮古島市にとっては分不相応に見えますが、いかがお考えでしょうか。  危機管理に対する市長の姿勢について伺います。先ごろうえのドイツ文化村で宮古島市総合防災訓練が実施されました。訓練本部長である市長の開始号令のもと、訓練が始まりました。救助された被災者を担架で運んできた隊員が人形とはいえ被災者をまたいだり、救急車が医師、看護師をおろして、ドアを閉めないまま走り出したりと、緊迫した中、あえて緊迫したと表現しますが、緊迫した訓練中に訓練本部は本部長を初め、非常食と称されるカレーライスをほおばり始めました。訓練中に非常食を食することも訓練のうちかといぶかる参加者の声ですが、このようなのどかでおおらかな防災訓練を行う市長の危機管理の認識について伺います。  まず、9月議会が閉会すると、市長は15日、16日開催の九州及び広島でのふるさとまつりに出張されました。17日にはマティダ市民劇場での敬老会が予定されており、敬老者はもとより、議員まで市長から案内通知を受けております。ところが、市長は当日は休日にもかかわらず、企業訪問ということで東京に行っております。敬老祝金もないのにわざわざマティダ市民劇場まで来られたお年寄りたちに対する激励よりも、九州、広島の同郷人との交流を優先されたわけですが、問題はこの日、台風12号が宮古島に向かっており、18日の昼過ぎには宮古島に接近、25メートル以上の暴風圏に入るとの警戒情報が出ております。このような状況下では、市民の生命、財産を守るべき最高責任者としての市長は即刻帰庁、台風対策を考えるべきかと思いますが、なぜ東京なのか。市長職務の優先順位についてご説明いただきたいと思います。  そして、9月24日の未明に市職員が傷害事件を起こして宮古島署に逮捕されたという新聞報道があった25日の当日、市長は海外へ出張です。市民の生命、財産を守るべき市長が、部下職員が市民を傷つけ、警察に逮捕という重大事件が発生したというのに、市長は出張ということはいかがなものかといぶかる市民が大勢います。市長の見解をお聞かせください。  それから、上海出張と文書偽造については、現在百条委員会で審議中でございますので、これを割愛いたします。  次に、先程も自衛隊、下地島空港に関しまして自衛隊問題出ましたけれども、関連質問になりますが、先日の防災訓練に陸上自衛隊が参加、津波に備えた土のう積みの手際よいわざを見せてもらいました。陸上自衛隊の参加のいきさつについてご説明をお願いします。  広辞苑では、与党のことを同じ主張や目的を持って組んだ仲間と記しております。与党を標榜しておられる議員の皆さんと伊志嶺市長は当然同じ主張や目的を持って組んだ仲間でなくてはなりません。ところが、与党議員の会長を含む複数名が陸上自衛隊誘致を積極的に模索していると聞きます。宮古島市の与党の本質、市長と与党議員の整合性についてのご説明をお聞かせいただきたいと思います。  次に、宮古島市一般会計、特別会計決算審査意見書で監査委員は次のように記しております。審査の方法、関係職員に補足説明を求めて、計算の確認、法令の準拠、予算執行の適否について審査した結果、審査に付された各会計決算書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、その会計は関係諸帳簿と照合審査の結果、いずれも正確に表示されていることが認められた。しかしながら、結果は総務財政委員会で不認定となりました。このことについては、代表監査委員の市民への釈明が必要かと考えますので、代表監査委員の説明を求めます。  次に、建設行政に関しまして、富名腰地区の生活環境整備について伺いますが、まず軍用地地主補償に係る事業について。去った10月20日、富名腰公民館で行われた富名腰地区旧軍事業説明会で市当局は、旧軍飛行場用地問題慰謝事業を積極的に導入するとして、富名腰地区において事業計画を次のように示しております。富名腰公民館の建設に事業費2億4,000万円、地区内道路の整備に4億1,800万円、地区内国有地での富名腰公園の建設に5,000万円、そして畑の整備等で950万円。その財源内訳は、国の戦後処理の一環である不発弾探査処理事業と同様な取り扱いを見込むとなっているようですが、富名腰地区住民にとって壮大な計画についての説明をお願いいたします。  それから、富名腰地区の旧集落がいまだ手つかずの状態で、周辺は都市化する中、今後の軍用地主補償事業ですが、富名腰地区住民は大きな期待感でその行方を注目しております。この事業が単なる絵にかいたもちになった場合、地区住民の落胆ははかり知れないものがあるかと思いますが、この事業は別としまして、市の計画に富名腰地区の環境整備の新しいメニューが出てきたのかどうか、これをお伺いしたいと思います。  次に、農林水産に関しまして、新城の湧水池の復元について伺いますが、宮古島市が誕生した一昨年の12月議会で新城海岸の湧水池の復元について取り上げ、その解決を促しましたところ、現在策定中の農村総合計画に盛り込むことが可能として、地元と調整を進めながら、その中で整備できるようにしたいと答弁されました。また、1年後の昨年12月議会でも同じ質問に対して、現在策定中の農村総合整備計画に盛り込んで整備可能、調整中と答弁しております。2年たった現在の進捗状況について答弁していただきたいと思います。  それから、大きな問題になりました東平安名崎を抱える保良地区ですけども、保良漁港の活用について伺います。以前、四十数年前ですけれども、保良地区は漁村として市場は大いににぎわいを見せていたように記憶しております。東平安名崎周辺の好漁場がありながら、なぜ保良地区の漁業が衰退したのか。立派な保良漁港もあり、地域振興の一つとして漁業が再興できないか。保良漁港の運用実態と今後について、当局の考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、住民検診場所の利便性について伺いますが、大浦地区は公民館から西原公民館へ、富名腰地区も富名腰公民館から平良保健センターへと住民検診場所が変更になりました。そのことによって高齢者の受診率が下がっているということでありますが、受診率に問題はないのか、今後高齢者のための利便性は図られないのか、答弁お願いします。  次に、愛犬家の一人として伺います。狂犬病予防法によって飼い犬の登録、予防注射が義務づけられておりますが、昭和25年制定のこの法律の存在には疑問を持つものの、法律は法律ですから、その遵守は国民の義務であります。ところが、登録手数料は3,000円、予防注射料金が3,000円前後と負担感が非常に大きく感じます。住民登録は無料のはずなのに、なぜ飼い犬の登録に3,000円も必要か。鑑札票の再交付にしても、なぜ1,600円も必要か。全国統一料金のようですが、市民が愛犬を登録がしやすいような手数料徴収条例の改正はできないのか、お聞かせいただきたいと思います。  それから、市職員の兼業行為ですが、本市は県内有数の農業地域とあって、市の職員も何らかの形で農業にかかわり、またそのことが農業衰退の歯どめになっていることは事実かと思います。ところが、市職員の中には本業は何かと疑われるような、農業を含む副業に専念する職員がいると聞きます。実態についてお聞かせいただきたいと思います。  また、関連して伺いますが、先日の本会議、議案に対する質疑の中で地域戦略局長がコーラル・ベジタブル株式会社の監査役になっていることをご自分で不適切と発言されました。なぜ役所の職員が不適切と認識しながら、その業務につかなければならないのか、これは釈明が必要です。お願いいたします。  教育問題ですが、八重山商工の甲子園出場は、宮古島の高校生はもとより、多くの市民にも大きな刺激を与えてくれましたが、地元の高校の甲子園出場がいかに市民を鼓舞し、子供たちに大きな夢を与えるか。ぜひ実現させたいとして取り組んでいる団体があります。夢実現、行くぞ甲子園・宮古島応援団という宮古島のミスターベースボール、平良勝之氏率いる団体ですが、300億を超える宮古島市の予算で明るい話題の予算がほとんどありません。本議会に上程されております折田喜作文化基金の改正条例案ですが、基金を有効に運用するため本条例を改正する必要という提案理由は、まさにこの団体に助成金を支出するためにふさわしいかと思います。  このたび就任されました新教育長に伺います。地元の高校生が本気になって甲子園を目指し、それを地域を挙げて応援、行政も財政的な支援を惜しまないという姿勢は、宮古島市の市民の団結、活性化、そして子供たちに対する大きな教育的効果が期待できると思いますが、教育的観点から教育長のご見解をお聞かせいただきたいと思います。  四、五年前、平良中学校の体育館改築が予算化されました。ところが、規定に1クラス足りないということから現在の体育館より二回りも規模が縮小されたことが判明、学校はもとより地域を挙げて反対、結局この予算はほかの学校へ流れた経緯があります。平良中学校体育館は、いわゆる緊急避難地としての役割も考えられ、しかるべき規模の体育館建設が待たれておりますが、当局はいかがお考えでしょうか。また、基地周辺整備資金での建設も可能という話も聞いたことあります。本市にはこの制度は適用できないのか、お伺いしまして、答弁をお聞きしまして、再質問をいたします。お願いいたします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   新城啓世議員の質問にお答えします。  経営型行政についてでございますけども、旧平良市時代から、限られた資源の中で効果的な行政運営を進めていくには、前例踏襲を基調とする管理型行政から、経済性、効率性、有効性を重視した経営型行政に転換していく必要があり、NPOや住民との協働、コスト意識を持った新たな発想で行政運営に取り組んでまいりました。合併して宮古島市誕生してから2年たつわけですが、経営型行政を基本とした行政運営は継続しており、選択と集中という具体的な行動指針を示しながら市政を運営しているところであります。今後とも効果的な行政運営を進めるため、経営型行政を基本として取り組んでまいりたいと考えております。  市長の退職金でございますけども、財政状況の悪化により、平成10年度から特別職の給与カットを実施してまいりました。今後とも厳しい状況はなお続きます。平成19年度と20年度で11億の財政の好転を期待しております。今のところ退職金の返上については、その時点で考えたいと考えております。  台風対策と東京出張でございますけども、出張時の台風警報発令等については、台風警戒本部を設置して、副市長や総務部長から逐次状況の連絡を受けており、私からも万全な対策を指示しております。ちなみに、今年の台風はすべて第1次配備で対応しております。  危機管理に対する私の姿勢についてですけども、職員の傷害事件のときに海外出張がありました。このことについては、所属上司から報告を受けており、警察への対応もしっかり指示をして、出張しております。  他のことについては、担当をもって答えさせます。 ○議長(友利惠一君)   ちょっと休憩いたします。                                     (休憩=午後4時09分)  再開します。                                     (再開=午後4時09分) ◎市長(伊志嶺亮君)   私から答弁したほうがいいと思われるのがありますので、答弁いたします。  防災訓練への自衛隊誘致でございますけども、これまで緊急災害に備えての防災訓練で何度か陸上自衛隊に協力をお願いしております。自衛隊の参加する防災訓練等は、必ずしも自衛隊が常駐している地域に限りませんので、宮古での訓練も宮古圏域の防災面から重要であり、誘致とは別に切り離して考えております。  市長と与党議員の整合性でございますけども、議員と当局と考えが違うのは整合性がないとのご指摘ですが、個人個人にそれぞれの考えがあります。私は、これまで述べているように、自衛隊の誘致には一貫して反対しており、その方針で市政運営に協力をお願いいたしているところでございます。 ○議長(友利惠一君)   休憩いたします。                                     (休憩=午後4時10分)  再開いたします。                                     (再開=午後4時10分) ◎総務部長(宮川耕次君)   市長からもありましたが、経営型行政についての実績です。  これ議員ご指摘もありましたように、旧平良市時代の施政方針に基づくものですが、まず旧平良市時代、財政非常事態宣言などにより、職員のコスト意識の向上、市民との協働の面では計画から実行、評価まで市民参加で策定した健康ひらら21ですとか、またNPOの支援等、地域産業面では八重干瀬ガイドツアーにおけるインストラクター等の養成、それから歴史文化ロードにおけるガイド養成ですとか、宮古市場等の開設などが上げられるかと思います。また、宮古島市になりまして、市民参加で策定しました集中改革プランとそのプランで示した事務事業の見直しですとか、また効率化や活性化を目指した指定管理者制度の導入ですとか、民間委託等の推進に向けた取り組みなどが上げられるかと思います。最近ではですね、下地地区地域づくり協議会ができまして、行政はそういった地域の独自な、民間と行政がですね、協働して地域づくりをやろうということをちょっとした支援を行ったり、あるいはまた池間離島振興センターにおけるNPOに指定管理者として移行されたとか、そういったものが上げられるかと思います。  今後ですが、新たにですね、現在試行しております行政評価システムを来年度から本格導入しまして、事務事業の効率性、有効性を評価しながら事業を選択し、集中していく取り組みを強化していきたいと考えております。さらにまた、そういった費用対効果とかですね、コスト意識を持った事業の徹底的な見直し、あるいは各種ボランティア等のネットワークづくり、また地域力を高めるための地域コミュニティー、自治会、そういったものの支援とかですね、そういったものを考えてございます。  次に、職員の兼業行為についてでございます。農業をやって、職員かどうかわからない実態があるんじゃないかというご指摘でございますが、確かに職員の中にはそういった農業を手伝っていらっしゃる職員も多数いるかと思います。それが勤務中であれば大変な問題でありますが、基本的に年次有給休暇というのは上司の決裁、許可を得て取得できているものであり、その使い方についてはその職員の裁量にゆだねられているわけです。いずれにしましても、市民から誤解を受けないような行動をとるよう、内部でも指導していきたいというふうに考えております。 ○議長(友利惠一君)   資料配付のようですから、休憩します。                                     (休憩=午後4時15分)  再開いたします。                                     (再開=午後4時16分) ◎企画政策部長(久貝智子君)   軍用地補償に係る諸事業についてのご質問でございますが、富名腰地区の整備に係る事業メニューについて。第2次世界大戦中に日本海軍は、県内各地におきまして飛行場及び兵舎等の用地に使用するため、民有地を接収いたしました。終戦後、この用地はそのまま国有地として取り扱われております。宮古島市においても現在の宮古空港及びその周辺に国有地が介在しております。旧地主らを中心に補償関係が未解決のまま、旧日本海軍用地問題として残されております。この用地問題につきまして、県としては平成14年度の沖縄振興計画の中に、沖縄における不発弾処理や旧軍用飛行場用地など戦後処理等諸問題として位置づけております。県の具体的処理方針といたしましては、旧地主に対する慰謝につながることを前提に、次の3つを示しております。1つ、個人的補償ではなく、団体補償方式による事業、2つ、地域振興に寄与する事業、3つ、国からの補助金を受け入れ、目的に沿った事業ということになっております。これらを受けまして、宮古島市としては旧地主らを中心とした地域、七原、富名腰、腰原、兵舎跡地がありますが、これらの旧地主と要望を協議いたしまして、計画を練り上げ、事業を積極的に導入して、地域の活性化を早急に図っていくため、県と調整を図っているところです。  お尋ねの富名腰につきましては、先程議員がおっしゃいました公民館の建設、集落地内道路の整備、公園の整備、御嶽の整備などとなっております。その後の新しいメニューはございません。 ◎福祉保健部長(上地廣敏君)   まず、住民検診における受診者の利便性でありますけれども、確かに今年度、市街地については平良保健センターでの実施を現在行っている状況にあります。また、今年の平良地区行政連絡員協力説明会の中で富名腰1区自治会より公民館、いわゆる富名腰公民館を実施会場にという要望がございました。しかしながら、検討を重ねてまいりましたが、施設の規模あるいは検査項目に伴うスペースの確保が厳しいということや住宅の密集あるいは駐車場の確保が大変厳しい状況にあるというふうなことで、今回検診会場については平良保健センターで実施をするということにいたしました。今後につきましては、住民の要望、施設の状況等を検討しながら、県総合保健協会とも日程調整を図りつつ、会場についての努力をしてまいりたいと。いわゆる平成20年4月から特定健診あるいは保健指導などの実施が始まります。受診率65%以上ないと、後年度へいってペナルティーが科せられるというふうな厳しい状況に置かれてまいりますので、いろいろ住民の意見を聞きながら、受診率のアップにつなげていきたいというふうに考えております。  それから、犬の登録料でありますけれども、飼い犬については1回、狂犬病予防法に基づいて登録しなければならないというふうに規定されております。これは、狂犬病予防法の第4条に規定されるものであります。登録手数料は、国が平成7年に当時の登録事務に要する経費を勘案して、上限を3,000円というふうに定めておりました。ただ、平成12年度より犬の登録事務が市町村の事務となり、登録料の上限が廃止されたわけでありますけれども、宮古島市は合併時の旧市町村の手数料金を今踏襲しているということでございます。なお、犬の登録は大体年間200件ぐらいありますが、その手数料収入については狂犬病予防及び登録事務費にすべて使われているということであります。県内の状況を調べてみましたところ、ほとんどの自治体が3,000円の登録料を徴収しているという状況にあります。 ◎経済部長(宮國泰男君)   まず、新城湧水池に係る総合計画の進捗状況ということでございます。  以前にも同じようなご質問がございました。そういうことで、農村総合整備計画で取り組む調整についてはできてございます。ですが、今国営宮古伊良部地下ダムの事業が動いておりまして、その中で農村総合整備事業そのものについては緩やかな形でやっておりまして、土地改良事業と畑かん事業を優先させているというような状況にもまたございます。ですが、要望の趣旨は十分理解しておりまして、整備のグレード、例えばどの程度まで整備するのか、そのあたりがまだはっきりしておりませんけども、大体事業費4,000万円ないし5,000万円程度であれば整備はできるのであろうというようなことでございます。そういうことで、地域の要望、趣旨とか、そういうものについては十分理解をしておりますし、観光資源としても十分に使えるというようなこと等もございますので、今のところ後期のほうに位置づけはしておりますけども、できるだけ前期に持ってこれないかどうか、再度調整をさせていただきます。また、一部につきましては宝くじ助成事業が使えそうな雰囲気もございますんで、その辺の方向からもアタックをしてみたいというふうに思います。  次に、保良漁港の活用でございます。現在宮古島漁協の組合員は25名です。漁船隻数で18隻で、主に一本釣りとか追い込み漁業が中心でございます。そういうようなことで、漁獲高が大体年間35トン、1,400万円程度というふうになってございます。今漁村再生交付金事業というのがありまして、その中で東部地区として高野漁港、そして保良漁港、浦底漁港、その部分を含めてですね、平成20年度事業という形で今県のほうにお願いをしている部分がございます。その中でトイレとか休憩所、緑地の広場の整備とかですね、そういうものについても保良漁港でもって計画をしてございます。ですが、保良漁港周辺の海域がですね、なかなかモズクとか、そういう養殖事業に適さない漁場が多くありまして、どうしても一本釣りとか追い込み網が中心になってくるということになりますけども、やはり非常に観光地としていい場所に漁港がありますんで、観光を取り入れた追い込み網ですね、そういうものを含めて所得を上げていくと、そのような形がいいのではないかというふうに思ってございます。現に一部観光事業として取り組まれている部分もございますので、そのあたりで再度再整備の中で検討をさせていただくということになろうかと思います。 ◎建設部長(平良富男君)   平成18年度パイナガマ公園用地取得に係る諸問題ですけど、パイナガマ公園は平成8年度に事業認可を受け、事業着手し、継続事業として整備をこれまで進めてきております。平成18年度、公園事業費としてパイナガマ公園1億5,000万円、荷川取公園1億5,000万円の事業費が配分されましたが、荷川取公園の事業完了に伴い、工事入札残額が生じたために、荷川取公園事業費を減額して、6,345万円をパイナガマ公園事業費に増額し、経費の配分及び内容の軽微な変更の取り扱い方針により、都市・地域整備局所管補助金交付決定変更申請書を県へ進達し、県から内閣府総合事務局長へ進達され、変更申請を行っております。弁護士の指導としては、後手であっても用地買収に関する議案を議会に議決をお願いしたほうがいいという指導でございます。事例としましては、平成19年の9月定例会、東京都町田市議会で土地の買い入れの追認の議決を求める例があります。根拠としましては、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例に基づき、追認の議決をお願いしたいということでございます。 ◎教育部長(長濱光雄君)   平良中学校の体育館の建替えの件でございますが、ご指摘のとおり、平成15年度に敷地整備面積の問題で建設の中断を余儀なくされた経緯があります。質問のあります避難場所としての面積の加算はどうですかということですが、学校施設というのは建設の際にですね、既に避難場所としての要件を備えているということで、積算基準の中に入っているということでありまして、新たな面積の加算というのは非常に厳しいだろうという話であります。  それから、基地周辺整備資金を活用しての整備についてでございますけれども、宮古島市として学校施設が基地周辺整備事業を活用できるメニューに該当していないということになっておりますので、基地周辺整備資金の活用は非常に困難であると思っております。 ◎代表監査委員(川満勇君)   決算審査につきましては、監査委員として収納、支出等が法令及び予算に適合しているかなどの審査を行い、意見書として報告を行っているところでありますが、今回のような支出以前の契約事務の法令違反につきまして、審査の段階でそれが発見できなかったことについては、大変遺憾に思い、反省しているところであります。また、今回の決算書のように一部の事務事業の執行について違法性が指摘されて、決算書が不認定になっていることにつきましては、大変残念であります。当然のことながら、今後につきましては、監査委員としても職員の事務事業の執行につきましては、法令の遵守の徹底につきまして、指導並びに指摘をしてまいりたいと存じます。 ◎地域戦略局長(與那嶺大君)   去った11日の議案質疑の中で、私が適切ではないという答弁をいたしましたのは、これまでコーラル・ベジタブル株式会社の監査役には民間の方が起用されてございますし、私自身も民間の方のほうがいいという考え方でありましたので、そのような答弁になった次第であります。ただ、今回の監査役就任につきましては、宮古島市が4,500万円出資しているということ、それから累積赤字が4,000万円余に上っているということ、そしてコーラル・ベジタブル株式会社から就任依頼の文書が届いておりましたので、総合的に私自身判断しまして、監査役に就任した次第であります。ただ、行政側の意見がですね、第三セクターの経営運営につきまして、一つの意見でありましても、経営改善に寄与すればという思いがありまして、監査役を引き受けた次第でございます。 ◎総務課長(伊良部平師君)   平成19年度職員採用試験の経緯についてお答えいたします。  平成19年度の職員の採用候補者試験につきましては、要綱を作成しまして、8月の22日から9月6日まで新聞広告等で公募いたしました。応募者数が10名でございます。1次試験を10月の14日に実施をいたしまして、実際の受験者は9名となっております。今年度、採用枠は3名でございました。1次試験の合格者数が5名、それから2次試験を11月の11日に実施をしまして、最終的に3名の合格者発表を11月28日に内示するとともに、発表したということでございます。なお、内訳は消防職2人、管理栄養士が1名ということでございます。 ◎秘書広報課長(砂川明君)   最初に、市長の出張についてですが、先程配付した資料にですね、平成18年度、24回、それから平成19年度に22回出張しておりまして、出張の日程、出張先、目的等については資料に記載してありますので、資料提出をもって説明にかえたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから続きまして、折田喜作文化基金についての質問でございますが、教育長にご質問でしたが、担当私ですので、私のほうからお答えいたします。折田喜作文化基金、議員がおっしゃっているように、基金を十分に活用していくために、今議会に折田喜作文化基金条例の一部を改正する議案を上程していますので、よろしくお願いいたします。それと並行いたしまして、基金を有効かつ公正に運用していくための基準づくりといいますか、要綱を策定中でございます。今後は、その要綱の中で検討委員会を立ち上げて、基金を交付する団体や個人を選定していくことになりますので、議員の推薦している団体についても、その検討委員会で検討していくことになろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎財政課長(石原智男君)   公用車の高燃費車廃止についてでございますが、現在市の公用車は352台ございます。内訳としては、軽自動車が104台、それから消防車、救急車などの特殊車両が59台、それ以外の乗用車が189台でございます。高燃費と言われている3,000cc以上は、そのうちの16台でございます。市といたしましては、燃料代、重量税等の節約はもとより、時流として環境保護が叫ばれている中、老朽化等で車両の廃棄処分ですね、新たに車両を導入する場合は用途に応じた低燃費車の導入を優先しております。 ◎教育長(下地恵吉君)   初答弁ということで大変緊張しております。議員の先生方、よろしくお願いします。  新城啓世議員のご質問にお答えします。同じ先島の高校生として、八重山商工の甲子園出場を契機に、この宮古でも夢実現、行くぞ甲子園・宮古島応援団が結成されて、さまざまな支援活動が展開されておりますが、多くの宮古島の青少年に夢と希望を与えるためにも、教育行政を預かる者として、バックアップをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(友利惠一君)   休憩いたします。                                     (休憩=午後4時39分)  再開いたします。                                     (再開=午後4時41分) ◎市長(伊志嶺亮君)   パイナガマ公園の予算流用でございますけども、款項の流用はできないけれども、目はできるという判断で流用いたしました。 ◎企画政策部長(久貝智子君)   今後の事業展開といたしましては、県におきまして市町村からの計画をもとに国へ予算要求をしていく、平成21年度のですね、予算化に向けて要請をしていくということになります。 ◎福祉保健部長(上地廣敏君)   市町村合併をしましてからは、大浦地区の住民については西原公民館で受診をしてもらっているということであります。なお、受診率が低下しないようにですね、今年度も公用車バスでですね、老人の方々の送迎をしたということになっております。  それから、狂犬病の条例の改正、料金についてできないのかということでございますけれども、検討してみたいというふうに思います。 ○議長(友利惠一君)   答弁終わりました。                 (議員の声あり) ◎市長(伊志嶺亮君)   できれば追認をしていただきたいと思っております。そのための担保としては、私はそれなりの責任をとりたいと思っております。 ◆新城啓世君   実はですね、目内流用だからというふうな流用の理由ですけれども、新聞報道によりますと、市長は流用決裁なさって、中身を十分わからないで決裁したとなっているんですよ。これは、新聞報道そうして報じています。そこで、伺いますけれども、これが事実だとすれば、もし中身を十分理解していらっしゃれば、流用決裁はしなかったのか。1つですね。これ再質問ですよ。  もう一つは、地方自治法違反は職員の不勉強さが招いた問題だが、今も全然学習できていないと、これも市長コメントですけれども、もし目内流用の起案の段階で市長が十分中身を吟味しておけば、2,000万円を超える公有地取得が議決事項であることは認識できたはずなんですね。つまりよく認識しておけば、法令違反等は防げたと思いますけれども、ご自分が中身を十分わからないまま決裁したことが法令違反につながったことからすればですね、市長自身も全然学習していない。そしてまた、当然そこには助役の決裁もあるわけですから、助役も全く学習していないと。                 (「副市長」の声あり) ◆新城啓世君   副市長。いや、当時は助役ですから。済みません。当時の助役も全然学習していないということを意味するわけです。つまりこのことは、市長以下組織を挙げて宮古島市役所は全然学習能力に欠けるか、もしくは学習意欲に欠けるかと思いますが、職員のそのような学習しない実態は市長、副市長にも問題があるんではないでしょうか、お答えいただきたいと思います。  それから、さきの下崎の土地売買に絡む法令違反では、市長はその責任のとり方として、15%減給3カ月を申し出ました。今度のパイナガマ公園用地問題では、全く同じ性格の責任問題が発生します。下崎では顧問弁護士の指摘もあり、契約解除、前納金800万の返還ということになりましたが、今回のパイナガマでも、顧問弁護士の論理でいけば、当然契約無効、売買代金1億4,000万返還となるはずです。市長ご自身もお認めになりました不正な公金支出ですから、不正に支払ったお金は返してもらわなくてはなりません。そこで、伺いますが、不正に公金を支払った行為は法令違反ですから、これは市民に対する背任行為に当たると思いますが、いかがお考えか。  次に、自衛隊の問題、津波に備えた訓練だったわけですから、陸上自衛隊が常駐していることを前提になされるべき訓練かと思います。地震が発生して津波が予測されることから那覇から陸上自衛隊呼んでおったんでは間に合わないわけですから、陸上自衛隊駐屯に反対する市長の方針からすると、この訓練は単なるショーにしかすぎない。ひょっとしたら市長は、陸上自衛隊の駐屯をお考えになっているのでしょうか、再度お伺いします。  先程の甲子園、新教育長もそれなりの教育的効果をお考えのことと思いますけれども、この際、夢実現、行くぞ甲子園・宮古島応援団への助成、ぜひ次年度でもって予算化できることを祈念いたします。  先程の再質問の答弁を聞きまして、また改めて質問いたしますので、よろしくお願いします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   パイナガマの土地問題については、下崎同様に職員の勉強不足、私の勉強不足で起きた事例だと市民にも議員の皆様にも謝罪したところでございます。これからは、しっかり取り組んでまいりたいと、そのように思っております。  また、津波の訓練等に対する自衛隊は常駐していなくても訓練は必要であると考えておりますので、今野原に常駐している自衛隊以上の自衛隊は宮古には来ないほうがいいと考えております。                 (「答弁漏れがあります」の声あり) ○議長(友利惠一君)   指摘してください。  休憩いたします。                                     (休憩=午後4時51分)  再開いたします。                                     (再開=午後4時51分) ◎市長(伊志嶺亮君)   職員と私の勉強不足ではありますけど、背任ではございません。 ◆新城啓世君   公金の不正な支出が背任に当たらないという理論はおかしいと思いますけれども、あえてもう一度お伺いします。  今回のパイナガマ公園用地土地取得に係る地方自治法違反は、職員は地方公務員法第32条の法令等に従う義務及び第33条、信用失墜行為の禁止に抵触するわけですが、市長の中身を見ないまま決裁したという行為は決裁権の怠慢であり、これは地方自治法、事務の管理及び執行、担任事務、職員の指揮監督という権限を著しく逸脱、放棄しております。市長は、宮古島市誕生2周年インタビューで、公務員は市民の税金で仕事をしているという認識を高めていきたいと話されております。当然市長も市民の税金で、市民のために、市民から負託を受けて仕事をされているわけですから、市長権限からの逸脱行為は明らかに背任に当たると思います。再度伺います。  もう一つ、公有財産の取得に係る重要な起案文書の中身をよく吟味しないで決裁した職務怠慢に加え、1億4,000万円もの公金の不正支出がなぜ背任行為に当たらないのか、再度あわせてお伺いします。  終わりに、伊志嶺市政が初めて手がけた雇用対策事業のコールセンター誘致は、業務の内容から地元の人たちがどの程度適応、定着できるか、懸念する声も聞こえてまいります。成功を期待したいと思いますが、市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。  さて、市民の財産にかかわる重要案件に十分中身がわからないまま決裁したと言い、今も全然学習できていないという職員を抱え、市長みずからは出張、出張で職員の監督もできない。台風接近だというのに日曜日に東京出張、職員は傷害事件を起こす。基隆市と姉妹都市提携をしても、姉妹都市を締結して、直行便を飛ばしても、基隆からはだれも来ない一方通行の片思い。トゥリバー代金が入ったからといって祝賀パーティー、そしてきわめつけは市長の知らないところで職員は公有財産を売り買い放題と、私が見る伊志嶺市政は全くののうてんき行政、無法行政に映ります。琉球政府時代の自治神話説がこの宮古島市に当てはまりそうなこのような状態で、残り2年間も伊志嶺さんが市長を続けることに多くの市民が不安と怒りを持って見詰めております。伊志嶺市政を怒り、憂える市民に対して、何らかのメッセージがあれば、お聞かせいただきたいと思います。  今年も余すところあと2週間、忘年会シーズンでまちもにぎわいを見せなくてはならないが、イーザトは静かと聞きます。合併して3年目を迎えた新生宮古島市、来年こそは飛躍の年にしたいものであります。市民の皆様にご多幸あらんことを祈念申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎市長(伊志嶺亮君)   公務員はしっかり条例に従って仕事をするべきところを、これを勉強するのを怠った怠慢はございました。まことに申しわけございませんでした。しかし、背任はいたしておりません。これからもしっかり頑張っていきたいと思います。  また、コールセンターは将来的には300人の雇用が見込めるということですので、ぜひ宮古の若者たちが帰ってきて、そこに働いて、しっかりとした職を宮古の地で働いてもらいたい、そのように考えております。 ○議長(友利惠一君)   これで新城啓世君の一般質問は終了いたしました。 ◆嘉手納学君   それでは、一般質問を私も行っていきたいと思いますが、その前にまずは旧平良市時代からですね、そして新しい宮古島市の合併に基づいて4年間、教育行政に携わってきて、教育長としてですね、退任されました久貝勝盛教育長にお疲れさまでしたと敬意を表するとともに、新しくまた教育長になられた下地恵吉教育長、ぜひまた宮古島市の教育のために頑張っていただきたいなというふうに思っております。  それでは、平成19年度12月定例会において、さきに通告した一般質問に従いながら何点か質問をさせていただきたいと思っておりますので、市長を初め担当部課長の皆さんの誠意のあるご答弁をよろしくお願い申し上げたいと思います。  まず最初に、県立公園の指定について質問させていただきたいと思います。公園の指定については、今まで旧平良市時代から何カ所か候補地が上がったものの、実現をしていないのが現状でありますが、今宮古が一つとなり、広域的な発想から海と人と島と共生できる、海をテーマにした県立公園がいいのではないだろうかというふうな視点で、私は伊良部地域の指定を進めることはできないものかというふうに考えます。また、下地島空港を生かした観光的見地から考えても、見て、触れて、体験し、学べるような自然環境教育の教材として総合的公園整備を推進すべきと考えているのですが、当局の考えはどのような考えを持っているのか、聞かせていただきたいというふうに思っております。  次に、製氷施設について質問したいと思いますが、佐久本洋介議員、そして仲間明典議員のほうもこの件においては質問をしていましたが、お二人の質問と重なるとこもありますが、実際ですね、国のほうに要請を個々でしているということもありますが、私がやっぱり大事にしなくちゃいけないのは、伊良部架橋の建設時において、このことは3漁協というふうな形で、旧伊良部町漁協もそうですけど、確約書においてですね、市と県と交わしていることは皆さんもご承知というふうに思っております。そういう流れの中で私が思うのは、まずは市、県がですね、事務的な作業を国と連携してしっかりと行っているのか。やはり予算があったとしても、県がどの程度持つのか、市がどの程度持つのかということをやっぱり今後詰めていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。そういうふうなことからしてですね、基本設計もしくは実施設計等も含めて、いつ、どのような形でやっていくのか、それをしっかりとやはり勉強し、事務的な作業をしっかりと見据えた上じゃないと、県、国との連携はしっかりととれないんじゃないかなというふうに私は考えておりますが、そのような例えば来年度に向けてですね、基本設計なのか実施設計ができるのか、そのような形で市の担当、そして県の担当と連絡を、連携をしっかりととっているのか、今どのような作業の形になっているのかですね、まずこれをしっかりと押さえないといけないんじゃないかなというふうに思っておりますが、仲間明典議員もおっしゃっていますが、パヤオの設置等、そして今現状を維持する氷の問題に関してもですね、やはりそういう基本計画をしっかりとつくらなければ、非常にまずいことになるんじゃないかなと思っておりますので、そこら辺もあわせてご答弁をよろしくお願いしたいと思います。  次に、サトウキビの新価格制度、交付金についてでありますが、午前中、下地明議員の質問にですね、詳しい説明はお聞きしましたので、説明はともかくとしてですね、サトウキビの新価格制度の交付金が適用され、農家にとってはですね、何ひとつとしていいことはありませんというふうな農家の声があちこちで聞こえます。なぜ国がこういうふうな制度を導入したのか、いまだに納得がいかないのが私一人ではないというふうに思って、農家にしてもそのような形で納得がいかない。しかし、国がそのような制度を持ってきたときに、我々が今現状として従うしかないというふうなことになっています。支払いが確実に今までの支払いよりも遅れるということは、例えば組合等をお願いして、サトウキビを倒してもらっている皆さんには労賃の資金繰り等においても大きな影響が出ることだし、年末年始等、今まで最初の1回目のサトウキビの収入で年末年始、そして成人式とか、いろんなものをですね、やりくりしてきたのが農家の皆さんのこれ現状だというふうに思っております。こういうふうな本当に市民の皆さんの中で、私生活の中で大きな問題が生じているのが間違いないんだろうかなと。要するに下地明議員もおっしゃっていますけど、85%がサトウキビ農家にかかわっているということは、彼らがサトウキビのお金が入ったときに、じゃこういうことをしよう、ああいうことをしようということで、宮古全体の経済に間違いなく影響するんじゃないかなというふうに思っております。  そこで、市当局はですね、市長を初め、国や県、JAに対して要請を行ってきたという部分もありますが、今後はですね、市長、私はですね、書面をもってしっかりとした取り組みをしていかなくちゃいけないんじゃないかなというふうに、もちろん議員も一緒にですね、皆さん全員で取り組んでいかなくちゃいけないんじゃないかなというふうに思っておりますので、農家の皆さん方のですね、一日でも早い手取りができるよう要請をしなくちゃいけないんじゃないかなと思っております。私も農家の家で生まれ育ってきましたので、今の問題としては本当に大変な問題であると認識しています。サトウキビは、宮古にいる、本当に住んでいる人々一人一人に大きな影響を及ぼし、私生活に確実に影響を及ぼします。宮古のそして経済の基本になっているというふうに私は思っております。政府が本当に一度決めた施策、政策を簡単に見直すとはなかなか思えませんが、私たちはやはり地域に住む代表として、だめなものはだめということで強い結束と取り組みで訴えていくべきだというふうに私は思っております。今後については、やはりどういうふうなことをどういうふうに変えていけばいいのかということを今の新価格制度を導入した中でですね、農家等の意見もしっかりと聞いた上で、市長を初め行政も、そして議会も一緒に取り組んでですね、一日でも早い改正を求めるんであれば、そのような要請活動等もぜひ必要じゃないかなというふうに思っておりますので、この件についてもご答弁をよろしくお願い申し上げます。  次に、観光産業についてでありますが、これまで質問をしてきた通り池から通称ナベ底までのですね、遊歩道の台風による被害の修繕や、そして長山の展望台に行く道路が余りにも狭過ぎると、そのすれ違いの対応策はということで質問してきたんですが、その後通り池は改善されたような経緯がありますが、展望台についてはまだ改善の気配が見られないんですけど、今後どのように考えているのか。そして、渡口の浜、通称伊良部の浜というふうに言われますが、トイレの問題のずさんさがマスコミでも取り上げられました。今どのような改善をして、どのような対応策をとったのかですね、やっぱりこれがまた継続できるかどうかも大事なことでありますので、この辺も答弁をお願いしたいなというふうに思っております。  次にですね、教育行政について質問をしたいと思いますが、下地中学校のですね、塀の修繕について危険を把握したのは、察知したというんですか、把握したのはいつごろなのか。予算が270万円ほど計上されていますが、取り組みが余りにも遅過ぎるんじゃないかというふうな地域の声がありますが、現状をいつ把握して、それからどのような経緯で予算づけまでに至ったのか、答弁をお願いしたいと思っております。  以上、答弁をお聞きして、再度質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   嘉手納学議員の県立公園の指定について答弁いたします。  県立公園については、平成16年1月に宮古圏域における県営広域公園の整備促進について、旧宮古市町村会ほか6団体で大野山林周辺地区を予定地として位置づけ、県知事に対して要請がされています。宮古圏域における県立公園の整備については、沖縄振興計画にも位置づけられていることから、県としてもその必要性は十分認識しているとのことであります。しかしながら、現予定区域の大部分が白川田水源にも含まれており、宮古本島の飲料水の大部分を賄う重要な水源地であることから、当区域での公園整備については慎重に考えなければならないとし、合併後の市としての県立公園のあり方を現在予定地も含め、検討していただきたいとのことです。宮古圏域における県立公園設置については、宮古の自然的、社会的条件や地域特性を踏まえて、海をテーマとした広域公園で観光資源にもなり得るような整備を求めていることから、伊良部島も選択区域の一つであると考えます。県立公園設置については、地域の合意形成及び都市計画区域への編入等が必要不可欠でありますので、それらを含めながら検討していきたいと思います。また、今後とも県立公園整備については、これまで同様、県への要請を行ってまいります。  サトウキビの新価格制度でございますけれども、書面により要請が必要ではないかとのご指摘であります。生産農家、JAあるいは議会の皆様とも連携して、国に要請してまいりたいと思っております。 ◎伊良部総合支所長(垣花恵君)   旧伊良部町漁業協同組合と確約した製氷施設整備に対する市と県の取り組み状況と事務的作業の連携ということでありますけれども、伊良部大橋建設に伴う水産振興策の要望事項として、製氷施設については合併特例債を適用し、新市の事業として平成18年度以降に実施設計及び工事に着手できるよう取り組むとの確約書が交わされていることから、交付税算入率75%が国からの適用になる合併特例債を活用した整備計画を立てておりましたが、趣旨に適用しないことでありました。このようなことから、老朽化した製氷施設の整備を早急に芽出しするためには、各省庁の適用可能な補助メニューを精査し、アクションを起こして、その結果と感触を踏まえた上で方向性を絞り、事業の採択要請を行ってまいりますが、そのためには宮古島市と関係機関との連携のもとに、製氷施設の現状と課題、施設の規模、性能、将来の利用計画等、事業の採択要望、要請、事業計画書等申請に必要な正式な書類等を手戻りがないようにきちっと作成を行い、事業の早期着工を進めていくことが大事でありますので、精力的に今その作業を進めている最中であります。  次に、通り池の遊歩道の修繕でありますが、遊歩道の修繕につきましては12月7日までに完了しております。  続きまして、展望台への車両の退避所に関しましては、本来の計画が車は駐車場にとめて、徒歩によって展望台までは行ってもらうという計画でありましたけれども、どうも遊歩道の幅員が広過ぎて、展望台まで車で行くようになっております。まず、嘉手納議員のご指摘のとおり、展望台まで車両での乗り入れの要望が多いようでありますので、整備に向けて予算要求を行った上で、実施に向けて努めてまいりたいと思っております。  渡口の浜のトイレの清掃についてでありました。公衆トイレは、その地域の文化のバロメーターだと認識しております。清掃につきましては、予算措置の関係もあって、9月までは職員で対応してまいりました。職員で対応してきたところ、清掃作業が滞りまして、観光客、それから住民の皆様に多大な迷惑をおかけしましたことに対しては、この場でおわび申し上げます。10月からは、従来どおり清掃委託業務を締結しまして、週に3日、清掃を行っております。今後は、観光客、住民の皆さんには心地よく利用いただけるものだと思っております。 ◎教育施設課長(友利悦裕君)   嘉手納学議員ご質問の下地中学校の塀の修繕についてお答えいたします。  下地中学校の塀の修繕につきましては、学校長から8月16日付で報告書が提出されております。報告を受けまして、直ちに現場を調査、確認しております。その後、財政課と予算確保について調整をしてまいりましたが、9月議会に補正予算の要求が間に合いませんでしたので、今議会に要求してあります。今後は、児童生徒の安全確保に要する修繕工事などについては早目に対応していきたいと考えております。 ○議長(友利惠一君)   休憩いたします。                                     (休憩=午後5時16分)  再開いたします。                                     (再開=午後5時17分) ◎建設部長(平良富男君)   市長からも県立公園、広域公園については答弁ありましたけど、現在ですね、宮古支庁の土木建築課、そこと都市計画と意見の調整をしております。県としましては、これまで財源が厳しいという状況をこれまで言ってきましたけど、県立公園のですね、整備がほぼ終わっているということで、県立公園が宮古にまだ公園ができていませんので、その意見調整を進めている段階でございます。今嘉手納議員が指摘しているようにですね、テーマが海という感じになっていますんで、そういう意見をすり合わせながら、一つは方針として、これまで白川田近辺のこともありますので、そこのことも含めてですね、調整図って要請していきたいと考えております。 ◆嘉手納学君   県立公園をですね、伊良部地域に指定したほうがいいということでありますけど、私は今部長が答弁したように、最大のテーマは海であるというふうに認識をしております。それと、下地島空港を利活用してですね、観光と産業と結びつけるのにも最適ではないかなというふうに考えているわけでありますが、また土地の購入等に関してもですね、開発において下地島を利用するということも最大なメリットもあるんじゃないかなというふうな考え方も、条件としてもいいんじゃないかなというふうに思っております。  それと、伊良部島とですね、下地島の境の入り江の整備を私は何回も申し上げてありますが、これは本当にその間にちょうど道路が建設されてですね、入り江と入り江をちょうど閉じた状態になってしまっているんですよね。そこの入り江を含めた整備が大事じゃないかなと。例えば池間島あたりでオカガニの問題が取り上げられて、その時期には道路ストップしていますが、池間島と同じようなオカガニのですね、生息があるんですよ、実は。今現在ですね、地域の方々にお聞きしたところですね、我々も小さいころから見ていた小動物がどんどんいなくなっているのが事実であります。やっぱりそういうふうな環境的な整備とかも含めてですね、ぜひやるべきじゃないかなというふうに思っております。その入り江がふさがれた部分がですね、生活雑排水が流れてきて、結果的には夏場になると相当な異臭を生じて、その地域では夏は戸をあけられないくらいの異臭がすると同時に、ハエが相当出ますので、変な話ですけど、そのハエを求めてシラサギが来ると。最初は、シラサギが余りにも多いもんですから、すごいなというふうな話すると、逆に言えば異臭が生じて、ハエとか、そこにすんでいる貝とか、そういうのが死んだのを食べに来るというふうな現状があります。そういうこともあわせてですね、公園等整備して、私はその地域も含めた整備も大事じゃないかなというふうに思っております。それにはやはり部長がおっしゃるとおりですね、都市計画区域の見直しをしっかりとして、それに取り入れていかないと、今は伊良部地域は私の認識では入っていないというふうに思っておりますので、それをいつごろですね、都市計画区域に入れるのかどうか、やっぱりそれを再度答弁をお願いしたいと思っております。  先程から仲間明典議員が質問しているんですけど、これちょうど15日の新聞ですよね。チャーター便、知事が答弁されています。船もそうですけど、やっぱり先島に直行便を検討というふうな大きな見出しで載っておりますが、今さっきまでも言っているように、下地島空港を利活用したほうがいいんじゃないかなと。結局今もバスでフェリーに渡っているわけですよね。これ直行便で迎えてきても一緒じゃないかなと私は考えます。そういうふうな流れでの中で海をテーマにして観光に結びつけながら、そこで島と人と共生しながら観光に結びつけていくというふうな視点を持ってですね、ぜひ取り組んでほしいなと。そこにはですね、私は市長の決意をですね、本当にこれはやっぱり石垣も含めたチャーター便でありますので、本土直行便、宮古から飛ぶ直行便とあわせてですね、我々宮古島市に強い要請をしてですね、直行便ぜひ宮古を通して飛ばしてもらおうという形を、これはせっかく基隆とも姉妹都市を結びました。そこにも、そういう観点も生かしながらですね、直行便をぜひということでですね、要請すべきじゃないかなというふうに思っております。これは、今後の宮古の観光産業においても大きなメリットを生む可能性が十分あるわけですから、そこに一日でも早くですね、市長はですね、私は知事と会って、要請すべきじゃないかなと、場合によっては議会においてもですね、協力体制をもってやるべきことではないかなというふうに思っておりますので、市長の見解を再度、どのような形でやっているのか、もしお考えがあれば、ぜひ聞かせていただきたいなというふうに思っております。  それとですね、製氷施設においてでありますが、今基礎となる書類づくりを一生懸命頑張っているということでお聞きしております。一日も早いですね、これは漁師の皆さんが言うのは、お願いじゃないんだと、私たちは合併特例債でできると信じて、そしてそれに署名して、サインしたんだということを強く申し上げておるわけであります。それは、当時私たちもどうしても夢の大橋を実現してほしいというふうなお願いをしている中でですね、当時どっちかというと補償金の問題も余りにも低いということで反対している人が多いと。どのような形で納得するかというときに、合併特例債を適用して、新市のほうでそれはちゃんとやるということを踏まえて、漁師の皆さんは子々孫々までの生活部分を考えて、引き継ぐ時代の流れとしてですね、親や先輩である立場として、補償金は少ないけれども、じゃ子や孫のためにそういうふうな伊良部架橋のためであれば、のみましょうということでやって、その中で製氷機の確約書ということが当時の伊良部町長、そして市長、そして県の宮古支庁長がサインをして、これはやっぱりしっかりと約束して、やったわけでありますから、お願いじゃないんだと、これは約束なんだということをしっかりと認識してほしいというふうに思っておりますので、基本設計、そして実施設計、いつごろめどが立つのかですね、もし今答弁できればやってほしいんですけど、ぜひこの辺も一日も早いめどづけをお願いしたいなというふうに思っております。  サトウキビのですね、新価格制度、本当に例えばひとり暮らしの老人が年金が少なくしかもらえない、そういう中でサトウキビを二、三十トンつくりながら、そして年を明けて、年末年始の生活費にしたり、そして場合によってはまたそのサトウキビを大学への子供たちの仕送りのためにとかですね、まとまったお金を当てにして、時期を見据えて植えて、サトウキビというのは今まで生活の中にしっかりと根づいてきたサトウキビじゃないかなと。また、E3の問題からもしてですね、サトウキビの重要性というのは宮古島市に徐々にわかってきているんじゃないかなというふうに思っています。そういう中で増産のための政策だというんですけど、かえって農家は苦しむものばかりであって、得するもの一つもないというふうな現状を踏まえた上でですね、市長、これは宮古島市の代表としてですね、先程も申し上げたとおりですね、強い姿勢で私は臨んでいくべきじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひまたこの辺もですね、本当に文書をもってしっかりとした取り組みでその問題をしっかりと取り上げてですね、私は訴えていただきたいというふうに思っております。  下地中学校の件ですが、8月16日に報告を受けたということでありますけど、何とか9月定例会に間に合わなかったのかなというふうに私はちょっと疑問を覚えます。というのはですね、向こうの近くは小学校もあるんですよね、中学校といっても。やはり子供たちというのは、ああいう塀が傾いた状況で、ただ縄をやったような感じでありますが、危険なところに行って遊びたいのが子供じゃないかなと私は思っているんですよ。やっぱりそういうのを見て、わかって、だれが見てもちょっとしたことですぐにも倒れそうなあの状況を見てですね、すぐに対応できないというのはちょっと疑問を生じるわけですよ。高学年あたりだったら、それは認識があるかもしれないですけど、例えば幼稚園生とかですね、本当に低学年の子供たちがその危険の中で入って遊んだりして、万が一の事故が起きたときにはどうするのかなというふうな、あの状況を見ると、私はそれも過言じゃないかなと思っております。だから、こういう特に子供たちのためのですね、やっぱり対策というのは一日でも早い対応をとっていくべきじゃないかなというふうに思っていますので、今後ですね、そういうことには、教育長、新しくまた教育長迎えたんですけど、本当に担当者もそうですけど、見て、すぐ即座に動くような行動をとっていただきたいなと。事故が一つでも起きてからは取り返しがつかないんじゃないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  答弁を聞いて、再々度質問いたします。 ◎市長(伊志嶺亮君)   嘉手納学議員に答弁いたします。  知事が先日台湾に行って、中華航空とも、あるいはスタークルーズとお話をして、宮古に定期便飛ばしたいと、それからスタークルーズの寄港もさせたいということをおっしゃって、いよいよ知事のアジアゲートウェイ構想が動き出したかなという感じがしております。ぜひですね、知事にはこれについてしっかりと要請をしたいと思っております。ただ、この間チャーター便を飛ばしてみてですね、宮古のCIQの税関、それから出入審査、それから検疫の体制が少し弱い気がしますので、これからアジアとしっかり交流していくためには、CIQもしっかりと国に対しても要請をするべきであろうと、そのように思っております。  また、サトウキビについてもしっかりと文書をもって取り組むように、みんなで頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎伊良部総合支所長(垣花恵君)   基本設計は、平成18年度時点で2億7,000万円程度ということで、概略の事業費は出されております。実施設計につきましては、事業採択後、その事業費の中で実施設計というのは実施してまいりますので、そのときに細部の設計はやっていくと思います。  それから、予算計上の時期とのことでありますけれども、事業の要望から要請、それから事業計画、認可、事業の実施までには多くの時間と労力が費やされてまいりますし、各省庁の事業メニューによっても事業認可までの期間が違ってまいりますので、一概に期間の断言はできませんけれども、強い要望がある漁業関係者の利便性と所得向上のためにも、早期の実施に向けて積極的に取り組んでまいっていく所存でありますので、よろしくお願いします。 ◎都市計画課長(長崎富夫君)   県立公園関係でありますが、県の必要性、希望等、あるいは現段階での考え方といたしましては、現在県内には9つの県立公園があります。宮古圏域は、唯一県立公園がありません。地域バランスの観点から、特性を生かした広域公園の整備はぜひ必要であると。これは、沖縄振興計画に、宮古圏域における広域的なレクリエーション需要に対応し、住民の憩いの場となる広域公園の整備に努めるということで位置づけされております。現段階での考え方ということであるんですが、公園予定地として地元から大野山林周辺地区の要望があるが、客観的な視点から、地元要望等も含め、適切な候補地の選定、整備内容と検討する必要があるということであります。そこで、宮古支庁あるいは県担当との事前協議と申しますか、意見交換会の中で、市としては旧宮古市町村会の合意は現在も重要な意味を持つものとして、大野山林及び北海岸は県立公園の候補地であるという立場を一応説明してあります。このことから、県立公園のあり方として意見交換いたしまして、県としてはエコ、自然を重視しながらも、自然公園的な整備のみでなく、リゾート的な経営型的公園整備を目指しているというふうにあります。県の財政も厳しいことでありますが、候補地の選定等が宮古島市で進められれば、早目にメリット、デメリットの精査をしていきたいということであります。その中で、伊良部島の県有地も一つの選択肢であろうかということで意見がありました。エコ、自然、リゾート的な整備は可能でないかということであります。伊良部の都市計画への編入が問題になりますが、あと防災等の問題で、伊良部大橋がつながっても防災面での押しが弱いではないかという意見がありまして、しかしながら将来的な伊良部全体の土地利用の可能性は大きいと思うということで、平成20年度に宮古島市の都市計画マスタープランの策定の大まかな内容ができ上がりますので、その中で盛り込んでいかれるかなと思っております。 ◆嘉手納学君   都市計画区域の指定のほうですね、またそれは行政上の手続をちゃんと踏まえた上で、しっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思っております。  それと、製氷施設においてですね、もちろんそれだけの予算もかかるだろうし、まただからこそ市単独でできないということで、県や国の助言、そして助けを求めてというか、そういう形で取り組んでいく。ただ、そこにやはり担当者の行政の手腕の見せどころじゃないかなと私は思っております。それをどうか支所長も含めてですね、県の担当ともしっかりと連携をとって、予算の定着を目指してですね、一日も早い実現をお願いしたいなというふうに思っております。  本当に年の暮れに入ってですね、今日天気はいいんですけど、また本当に農家にとっては、先程のサトウキビ何回も言うんですけど、サトウキビの問題については各家庭に直撃する本当に新価格制の導入でありますが、本当に1年をどういうふうな形で終えるかわからないんですが、本当に来年こそはいい年を迎えるようにということで、私の一般質問終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(友利惠一君)   これで嘉手納学君の一般質問は終了いたしました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(友利惠一君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会いたします。                                     (延会=午後5時38分)...